海燕、蒲桃、海州常山、油点草、顋門、羽隠虫、細螺、漢検1級読めますか?
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この記事は、漢検100日チャレンジ「100日で漢検一級合格を目指す!漢字の豆知識や日々の進捗をブログで公開」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、間違いがありましたらご連絡いただけると嬉しいです。
目次
漢検一級には不思議がいっぱい
こんにちは、今日も亀の歩みで勉強しています、「亀の子」です。漢検1級合格を目指す100日チャレンジ97日目になりました。
相変わらず亀の歩みで勉強する中、分からないモノがたくさん出てきます!漢検1級が難しいのは漢字だけではありません。「漢字が表現しているモノがなんなのか分からない」…!
そんなわけで、漢検1級の当て字を勉強している中で出てくる、正体不明なモノの正体を今日も暴いてみました!前回までの特集はこちらからどうぞ。
- 箙、胡簶、袙、花楸樹、胡頽子、虎耳草、皁莢、鳶尾草、金縷梅
- 蘭草、野木瓜、燕子花、虎杖、木賊、大角豆、海蘿、冬青
- 山棟蛇、蛇舅母、鶤鶏、珠鶏、鱠残魚、交喙、冬眠鼠、倍良
- 馬酔木、楮、山桜桃、馬尾藻、黄櫨、満天星、萵苣、草石蚕
- 恙虫、鯎、鮎魚女、聒聒虫、水爬虫、狗母魚、鷦鷯、鮠
- 酢漿草、厚皮香、山小菜、鉄刀木、側金盞花、接骨木、榁、五倍子
- 鶎、鯒、鮗、鱩、天魚、鰍、金襖子、蚊母鳥
- 連枷、澪標、直衣、天蚕糸、梅花皮、障泥、行器、稲架
- 髻華、錏、行縢、魞、簓、籡、筬
- 鵤、鮴、鮲貝、魦、鳰、鴫、善知鳥
- 白及、梻、蚊母樹、藜、鶏児腸、臘梅、山胡椒
- 鹿砦、金沸草、狗舌草、朮、瘧草、雀鷂、鷽
- 簟、白英、楾、簗、扁虫、鵲豆、陰地蕨
- 無患子、淡竹、射干、未央柳、紫菜、楝、海鏡
- 刺椿象、王瓜、蒿雀、一葉、苦参、山藤、蚕簿
- 火魚、鶲、玄參、阿剌吉、権瑞、野鴉椿、上不見桜、続断
漢検1級に出て来た正体不明なモノの正体を暴いてみた
では、さっそくジャンジャン見て行きましょう!
海燕(たこのまくら)
「海燕」と書いてなぜ「たこのまくら」と読めるのか…。「蛸の枕」という書き方もあります。写真を見てヒトデ?と思いましたが、なんと、ウニの一種だそうです!
名前の由来、そして「海燕」という漢字の由来、分からないそうです!「別のものと混同したから」という説が最有力…。うっかり「たこのまくら」になってしまったモノですが、タコが枕にしていたら楽しそうなので許しましょう。それにしても「海燕」を「たこのまくら」と読むのは難しいですね…。
蒲桃(ふともも)
ふともも、と言っても絶対領域はありません。「蒲桃」と書いて、木の名前です。東南アジア原産の木で、薔薇のような香りのする実をつけるそうです。
中国語の名前「蒲桃(プータオ)」が訛って「フトモモ」になったという説がありました。そして、漢字はそのまま「蒲桃」を使っているんですね!
海州常山(くさぎ)
「臭木」「海州常山」「臭牡丹樹」などの書き方があります。「くさぎ」はシソ科の落葉小高木。葉を触ると「一種異様な」臭いがするらしく、「くさぎ」と呼ばれるようになったそうです。シソ科ですが、シソの匂いとは違うのでしょうか。
花が可愛いですね。ガクは赤やピンクで、実が青黒く見えます。この実で絹を染めると、鮮やかな空色になるのだとか!ぜひ下のGoogle画像検索でご覧になってみてください。ちなみに「海州常山」の漢字の由来はよく分かっていないそうです。
油点草(ほととぎす)
「杜鵑草」とも書く「油点草(ほととぎす)」。鳥のホトトギスのことではありません!植物にも「ほととぎす」があるんです。名前の由来は実に単純、「花の紫色の斑点が、ホトトギスの胸の斑点に似ていたから」。どれくらい似ているかは画像で見比べてみてください。
「油点草」は漢名から来ているそうです。こちらも、花の模様が油の染みに似ていることからつけられたとか。
顋門(ひよめき)
「顋門」とかいて「ひよめき」。赤ちゃんの頭蓋骨がまだ完全にくっつかない時期に見られる泉門のことで、脈拍にあわせて「ひよひよ」と動くことから「ひよめき」と呼ばれるそうです。ひよひよと動くって、すごい表現ですね…!
羽隠虫(はねかくし)
「羽隠虫」と書いて「はねかくし」と読みます。漢字に「虫」が入っているのに、名前に「むし」がつかないので注意です!羽を収納する、とっても素敵な虫を想像して検索したのですが、なんとなく裏切られた気分。この虫、なんとなく見たことある…。その辺にいる虫らしい。
種にも生態にも多様性があって研究のし甲斐がありそうなのに、人気がないそうです。なんとなく分かる。言ってはなんですが、なんとなくときめかないフォルム…。はい、なんとなくな虫でした。
細螺(きさご)
「細螺」や「扁螺」、「喜佐古」とも書く「きさご」。写真を見て「ちっちゃい栄螺、漢字も納得~」と思ったのですが!なにかが違う…。巻貝なんですけど、カタツムリのように触覚を出して歩いてる…。不思議生物ですね…!
「きさ」は木目のことを表していて、木目のある貝から「きさご」と呼ばれるようになったそうです。巻貝にしてはへらぺったい貝殻を持っているので「細螺」や「扁螺」という漢字があてられているそうです。
今日の勉強の成果
昨日までの復習が溜まって来てしまったので、今日はひたすら復習に時間を費やしました。ここ1週間くらいずっと覚えられなかった「加之(しかのみならず)」が突然覚えられて、反復の重要性を再認識しています。
今日の感想
- 問題集に「面折延争」とあって頭を抱えている。誤字だと思われる………?
- これまで覚えにくいと思っていた漢字にも、問題集や参考資料の誤字があったのかも?
- 間違えているのは私だけじゃない!…まちがえているのはわたしだけじゃない!!
今日もあと一時間ほど勉強したいと思います!では、また明日!