火魚、鶲、玄參、阿剌吉、権瑞、野鴉椿、上不見桜、続断、漢検1級読めますか?
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この記事は、漢検100日チャレンジ「100日で漢検一級合格を目指す!漢字の豆知識や日々の進捗をブログで公開」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、間違いがありましたらご連絡いただけると嬉しいです。
目次
漢検一級、君の名は…
こんにちは「亀の子」です。漢検1級合格を目指す100日チャレンジ92日目になりました。早いな~!
今日も亀の歩みで勉強しつつ、相変わらず未知との遭遇を繰り返しております。漢検1級の勉強をしていると「君は一体ナニモノ?」という漢字がたくさん出てきます。はい、漢字も難しいのですが、その漢字が表している物自体を知らない!
というわけで、今日もまた「漢検1級の勉強中に出て来た正体不明のモノの正体を暴いて」みました!何回目でしょうね…。以前の特集はリンクからどうぞ!
- 箙、胡簶、袙、花楸樹、胡頽子、虎耳草、皁莢、鳶尾草、金縷梅
- 蘭草、野木瓜、燕子花、虎杖、木賊、大角豆、海蘿、冬青
- 山棟蛇、蛇舅母、鶤鶏、珠鶏、鱠残魚、交喙、冬眠鼠、倍良
- 馬酔木、楮、山桜桃、馬尾藻、黄櫨、満天星、萵苣、草石蚕
- 恙虫、鯎、鮎魚女、聒聒虫、水爬虫、狗母魚、鷦鷯、鮠
- 酢漿草、厚皮香、山小菜、鉄刀木、側金盞花、接骨木、榁、五倍子
- 鶎、鯒、鮗、鱩、天魚、鰍、金襖子、蚊母鳥
- 連枷、澪標、直衣、天蚕糸、梅花皮、障泥、行器、稲架
- 髻華、錏、行縢、魞、簓、籡、筬
- 鵤、鮴、鮲貝、魦、鳰、鴫、善知鳥
- 白及、梻、蚊母樹、藜、鶏児腸、臘梅、山胡椒
- 鹿砦、金沸草、狗舌草、朮、瘧草、雀鷂、鷽
- 簟、白英、楾、簗、扁虫、鵲豆、陰地蕨
- 無患子、淡竹、射干、未央柳、紫菜、楝、海鏡
- 刺椿象、王瓜、蒿雀、一葉、苦参、山藤、蚕簿
正体不明なモノの正体を暴いてみた
では、早速漢検1級の勉強中に出て来た正体不明なモノ達の正体を暴いていきましょう!
火魚(かながしら)
「金頭」や「方頭魚」などの漢字もある「火魚(かながしら)」。写真を見ると、どの文字にも納得してしまう、赤い、頭の大きいフォルムをした魚です。このフォルムで頭が固いので「カナガシラ」。分かりやすい!
ホウボウによく似た魚ですね。ほうぼうと同じく食用にされるそうです。
鶲(ひたき)
「鶲」という漢字が漢検1級の範囲です。「ひたき」と読みます。名前は「火叩き」「火焚き」などから来ているそうです。名前の由来には、「キチキチ」という鳴き声が火打石を打ち合わせる音に似ているから、お腹の赤い模様が火を焚いているようだから、などの説があります。
鶲と一口に言っても、300種類以上います。いずれも可愛らしい鳥なので、画像検索で癒されてください!
玄參(ごまのはぐさ)
「胡麻の葉草」とも書く「玄參(ごまのはぐさ)」。名前は予想を裏切りません、葉が胡麻に似ているから「ごまのはぐさ」。しかし「胡麻にはそんなに似ていない…」と反論する声も多数あるようです。
「玄參」は漢名から来ています。
阿剌吉(あらき)
「阿剌基」という書き方もされる「阿剌吉(あらき)」。中近東からアフリカにかけて作られている「アラック」が日本に入って来て「あらき」と呼ばれるようになったとか。江戸時代には既に長崎で「あらき」の貿易があったそうです。
もともとはナツメヤシやブドウから作られていたそうですが、地方によっては米や椰子で作られることも。ちなみに芋焼酎に「阿刺吉」というものもありました。飲んでみたい。
権瑞(ごんずい)
「権瑞(ごんずい)」、魚です。写真のインパクトがすごいですね…。群れた魚が苦手な人は画像を開く前に深呼吸をしていただいた方がいいかも?群れた様子は「ごんずい玉」と呼ばれるのだとか。
毒針を持っていて、刺されると激痛に見舞われるそうです!名前に関しては、見た目から「牛頭魚(こずいお)」と呼ばれ、「こんずい」と呼ばれるようになったと言う説がありました。
ちなみに「牛尾魚」と書くと「こち」と読みます!「こち」については以前に詳しく紹介しています(鯒)。
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鶎、鯒、鮗、鱩、天魚、鰍、金襖子、蚊母鳥、、あなたはいくつ知っていますか?漢検1級の漢字には、これまでの人生で見たことも聞いたこともないモノが出てきます。今日はそんな正体不明モノの正体を暴いてみました。
野鴉椿(ごんずい)
すぐ前に紹介したのと同じ読みです。「野鴉椿」と書く「ごんずい」は植物の名前。「魚のごんずいと同じで役に立たないから」ごんずいと呼ばれているとか…。「野鴉椿」なんて、風流な漢字を当てられているのに、不憫な木です。
上不見桜(うわみずざくら)
「上溝桜」とも書きます、「上不見桜(うわみずざくら)」。上を見ない桜、どれだけ下向きなんだ!と検索したのですが、名前の由来が違いました…。
亀の甲羅を焼く占いの燃料に使われたのがこの木。亀の甲に溝が入るので「上溝桜(ウワミゾザクラ)」とよばれ、時代が下って「うわみずざくら」にかわったそうです。 亀の甲羅を焼くなんて…。
続断(なべな)
「山芹菜」とも書く「続断(なべな)」。「マツムシソウ」の一種です。「なべな」という名前の由来はよく分かっていないそうですね…。「なべな」と検索すると花の画像が出てきますが、「山芹菜」で検索すると天ぷらにするとおいしそうな葉っぱが出てきます。「山芹菜」の字の由来も推してはかれそう…!?
「続断」は漢方薬の名前です。「断(き)ったものをつな(続)げる」骨接の生薬として使われるのだとか。
今日の勉強の成果
頻出度順についている模試第4回に挑みました。176点…。間違えてはいけない問題で間違えまくりました。しっかり見直しをして、試験当日は間違えないようにしたいです。本試験型の第4回もやりましたが、採点がまだなので、こちらは明日にでもご報告できれば。後は四字熟語を回しながら、熟語も眺めています。
今日の感想
- やっと眼鏡が出来上がって来た!
- 過去問集の小さい字の「麤」がきちんと「鹿」3匹に見える…!すごい!
- そして、眼鏡初心者、見え過ぎて酔う…
今日もあと一時間ほど勉強したいと思います!では、また明日!
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