鹿砦、金沸草、狗舌草、朮、瘧草、雀鷂、鷽、漢検1級読めますか?
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この記事は、100日チャレンジ「100日間の勉強で漢検一級合格できるのか!?漢字の豆知識や日々の進捗をブログで大公開」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、間違いがありましたらご連絡いただけると嬉しいです。
目次
漢検一級には不可解なモノが山ほど出てくる!
こんにちは「亀の子」です。今日も亀の歩みで勉強中!漢検1級合格を目指す100日チャレンジも73日目になりました。
漢検1級、わけの分からないモノも出てきます。漢字以前の問題として、モノ自体が分からない…。読み方の予想すらつかない…。と嘆くふりをしつつ、73日目でも新しい発見が沢山あって楽しくてたまりません!
もう何回目かも分からなくなりましたが、今日もまた、漢検1級に出てくる正体不明すぎるものの正体を暴いてみました!以前の特集はこちらからどうぞ。
- 箙、胡簶、袙、花楸樹、胡頽子、虎耳草、皁莢、鳶尾草、金縷梅
- 蘭草、野木瓜、燕子花、虎杖、木賊、大角豆、海蘿、冬青
- 山棟蛇、蛇舅母、鶤鶏、珠鶏、鱠残魚、交喙、冬眠鼠、倍良
- 馬酔木、楮、山桜桃、馬尾藻、黄櫨、満天星、萵苣、草石蚕
- 恙虫、鯎、鮎魚女、聒聒虫、水爬虫、狗母魚、鷦鷯、鮠
- 酢漿草、厚皮香、山小菜、鉄刀木、側金盞花、接骨木、榁、五倍子
- 鶎、鯒、鮗、鱩、天魚、鰍、金襖子、蚊母鳥
- 連枷、澪標、直衣、天蚕糸、梅花皮、障泥、行器、稲架
- 髻華、錏、行縢、魞、簓、籡、筬
- 鵤、鮴、鮲貝、魦、鳰、鴫、善知鳥
- 白及、梻、蚊母樹、藜、鶏児腸、臘梅、山胡椒
正体不明なモノの正体を暴いてみた
場所をとるだけの前置きは省いて、ガンガン行きましょう!
鹿砦(さかもぎ)
「鹿砦(さかもぎ)」。要塞などの守りのために、木の枝を外側に向けて並べて地面に固定した障害物のことです。これは写真を見ていただくと「これか~」となるはず!時代劇とか、歴史ものの映画でよくお目にかかる奴です。
写真を見ると、鹿の角のような形をしているものもありますね。「鹿砦」という漢字も納得です。読み方は「逆茂木」の方が連想しやすいです。
金沸草(おぐるま)
「小車」「旋覆花」とも書く「金沸草(おぐるま)」。「小車」という漢字の通り、まるで車輪のような、黄色い可憐な花をつけています。
「旋覆花」「金沸草」という漢字はいずれも漢名から来ているそうです。日本には4種ほどしかありませんが、ユーラシアとアフリカには約100種分布しているそうです。漢名が多いのも納得?
狗舌草(さわおぐるま)
「沢小車」とも書く「狗舌草(さわおぐるま)」。一つ前にご紹介した「金沸草」とおなじ「おぐるま」がついていますが、「さわおぐるま」は同じキク科でもキオン属に属しているそうです。…うん、違いが分からない!
「さわ」の名前が付く通り、水辺に咲く花で、「おぐるま」ともよく似た黄色い花をつけます。「沢小車」の由来はおのずと分かりますね。漢名の「狗舌草」は実は「おかおぐるま」をさす漢名だそうで…、誤用のまま「さわおぐるま」に当てられています。
朮(おけら)
「みみずだって、おけらだって~」と歌いながら検索したら、その「おけら」ではなかった「朮(おけら)」。この漢字の「おけら」はキク科の多年草だそうです!名前の由来には諸説ありますが、葉っぱが物を「うける」のにちょうどよい形をしていることから「ウケラ」→「オケラ」になったという説がお気に入りです。
漢字の「朮」は生薬の名前から来ているそうで「蒼朮」「白朮」と書いても「おけら」と読むことができます。ちなみに新芽は、おいしい山菜として知られているとか。食べてみたい…!
瘧草(えやみぐさ)
「疫病草」とも書く「瘧草(えやみぐさ)」、実2つの植物を指す名前です。
1つ目が、一つ前に紹介した「朮(おけら)」の古名!WikipediaとGoogle画像検索は一つ前をご参照ください。
2つ目は「竜胆(りんどう)」の古名。疫病に対する薬として使われていたことから「疫病草」「瘧草」の名前があるそうです。ちなみに漢名の「竜胆」は、噛むと竜の胆のように苦いことから来ているとか。竜の胆、どんな味なんでしょう?
雀鷂(つみ)
次は鳥です。「雀鷂」と書いて「つみ」と読みます。「雀鷹」という書き方もできます。漢字の通り、鷹なのに小さく、日本では最も小さい猛禽類だとか。オスは27cm、メスは30cm、ヒヨドリくらいの大きさだとか。
雀のように小さいことから、「ススメ」「ススミ」「スミ」「ツミ」と変化して「つみ」と呼ばれるようになったと言う説がありました。小さいのにカラスと戦う強い子らしいです!
鷽(うそ)
「鷽(うそ)」はスズメ科の鳥の名前。雀よりやや大きく、背中は青、頬と喉は赤く(オス)、尾と翼は黒い、なんとも可愛らしい鳥です!
名前は口笛の古い呼び方「うそ」から名前が来ているそうです。Youtubeでウソが鳴いている画像を見ると、確かに!まるで口笛を吹いているような鳴き声です!
今日の勉強の成果
今日もせっせと四字熟語の書き取りをしています。眺めていただけなのに、意外と意味を覚えていて自分でもびっくりしています。あとは漢字を覚えるだけ…!そろそろまた模擬試験にも挑みたいですね。
今日の感想
- 四字熟語的残念な人3位「束髪封帛(そくはつふうはく)」…20年間髪を洗わなかった人
- 四字熟語的残念な人2位「宋襄之仁(そうじょうのじん)」…兵法が下手な人
- 四字熟語的残念な人1位「慶四郎燗(けいしろうかん)」…あるあるに名前が語り継がれる人
今日もあと一時間ほど勉強したいと思います!では、また明日!