金襴緞子、絢爛豪華、波瀾万丈、…ラン統一時代は来そうにないので詳しく調べてみた
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この記事は、漢検100日チャレンジ「100日で漢検一級合格を目指す!漢字の豆知識や日々の進捗をブログで公開」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、間違いがありましたらご連絡いただけると嬉しいです。
目次
四字熟語の「ラン」に首を傾げすぎてもげそう…
漢検1級合格を目指す100日チャレンジ90日目!こんにちは、「亀の子」です。今日も亀の歩みで勉強しています!
さっそく漢字の話なのですが、四字熟語の書き問題解いてみませんか?3問です。
「きんらんどんす」「けんらんごうか」「はらんばんじょう」を漢字でどうぞ。
答は「金襴緞子」「絢爛豪華」「波瀾万丈」。
簡単だよ~、という方もいらっしゃるのでしょう…。私には無理です…。書けるようになった!と思った数日後には全ての「ラン」が混ざります!というわけで、今日は「ラン」についてしっかり調べてみました!
「闌」てなに?
「金襴緞子」「絢爛豪華」「波瀾万丈」の「ラン」、「闌」という漢字の部品が共通しています。まずは「闌」について調べてみました。この漢字も漢検1級範囲の漢字なんです。
「闌」は「門」と「柬(ひきしめる・おさえる)」を合わせた漢字で、出入りを押さえる門を表し、転じて「遮る」などの意味を持つようになりました。出入りを止める「てすり」や、「さえぎる」という意味があります。
また、ものごとの真っ盛りや、盛りをすぎたとき、つまり「たけなわ」を表す漢字でもあります。さらに、盛りを過ぎてだらしない様子や、押さえを犯してみだりに「闌入(らんにゅう)」することや、色がまだらな「闌斑(らんぱん)」にも使われる漢字です。
「闌」の音読みは「ラン」。「さえぎ・る」「たけなわ」「みだり・に」などの読み方ができます。
「闌」のつく漢字
では、 「金襴緞子」「絢爛豪華」「波瀾万丈」の「ラン」を含め、「闌」がつく漢字5つを見ていきましょう!
欄干(らんかん)の「欄」
初めに分かりやすいところから。「木」に出入りを止める意味の「闌」をつけると「欄」という漢字になります。手すりや、おりなどを示す漢字です。「欄干(らんかん)」などでおなじみですね。
また、「わく」という意味でも使われます。この意味でも、新聞や雑誌などの囲み部分の「広告欄」「文芸欄」などでおなじみの漢字です。「欄」の音読みは「ラン」。「てすり」「おばしま」「おり」「わく」などの読み方もできます。
蘭摧玉折(らんさいぎょくせつ)の「蘭」
並んで遮る意味の「闌」に草かんむりをつけた「蘭」は、群がり立って手すりのように並ぶ草を表しています。植物の「ラン」のことですね。また「あららぎ」や「ふじばかま」を表す漢字でもあります。
音読みは「ラン」。「あららぎ」「ふじばかま」と読むこともできます。「蘭摧玉折(らんさいぎょくせつ)」「蘭薫桂馥(らんくんけいふく)」などの四字熟語に使われる漢字です。
波瀾万丈(はらんばんじょう)の「瀾」
並んで遮る意味の「闌」に水をつけた「瀾」は、横に波がしらを連ねた波を表しています。「瀾」は大きな波「おおなみ」を表す漢字。対して、小さな波「さざなみ」は「漣」の漢字があてられます。
「波瀾万丈」は、大波(波瀾)が激しい(万丈)ことから、物事の変化が非常に激しい様子を表しているんですね。他に「瀾」を使った四字熟語には、「狂瀾怒濤(きょうらんどとう)」「紫瀾洶湧(しらんきょうゆう)」などがありますが、いずれも波関係の表現ですね。
「瀾」の音読みは「ラン」。「なみ」「なみだ・つ」などの読みもできます。四字熟語に使う時には「おおなみ」を表していることを思い出すと書きやすいかもしれません。
絢爛豪華(けんらんごうか)の「爛」
ここの「闌」は、後半の意味「枠の外にあふれ出てくる」ほうで使われています。「火」に「闌」をつけた「爛」は、ただれる、という意味があります。熱でぐんにゃりと崩れてしまったのですね。また、光が眩しい「爛々」という表現にも使える言葉です。
「爛」の音読みは「ラン」。「ただ・れる」「に・る」「あざ・やか」などの読み方もできます。
「爛」の崩れるという意味では「魚爛土崩(ぎょほうどらん)」という四字熟語があります。「絢爛豪華(けんらんごうか)」の「爛」は眩しい意味、「絢爛」はきらびやかに輝いて美しいことを表しています。また、「桜花爛漫(おうからんまん)」の「爛漫」は形や枠に捕らわれずあふれ出ることを意味しています。
「爛」が出てくる四字熟語、「桜花爛漫」や「衍曼流爛」にも使われている「マン」の書き分けは以前に特集しているので、ご興味がありましたらぜひ。
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金襴緞子(きんらんどんす)の「襴」
衣に、つながる意味の「闌」を組み合わせると「襴」という漢字になります。上着と裳裾(もすそ)が一つに繋がっている単衣の衣服を表す漢字です。また、裳裾(もすそ)につけた長い布のことも言います。
「金襴」は日本に入って来てからできた言葉で、金糸などを織り込んだ錦を指す熟語。「金襴緞子(きんらんどんす)」がどのような物かはGoogle画像詮索でチェックして見てください。
「襴」の音読みは「ラン」。「ひとえ」と読むことができます。四字熟語は「金襴緞子」しか見当たらないですね。「襴」には衣片がつくので、衣装関係はこれ!と覚えられそうです。
今日の勉強の成果
四字熟語などをやりつつ、「本試験型」の模試第2回に挑んでみました。150点。「似たような」漢字を書いていることが多いですね…。見たことはあるけれど書いたことがない漢字が出てきているので、引き続き「本試験型」の模試も取り入れていきたいと思います。
今日の感想
- そろそろ本試験と同じ難易度の模試もやりたい…
- ところで、亀は年をとると青い髭が生えるらしい
- 鏡見てるけど、なかなか生えてこないなぁ。あと何時間眺めれば生えてくるかなぁ
今日もあと一時間ほど勉強したいと思います!では、また明日!

