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誇ると跨るに同じ部品が使われていることに納得がいかないので調べてみた

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この記事は、漢検100日チャレンジ「100日で漢検一級合格を目指す!漢字の豆知識や日々の進捗をブログで公開」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、間違いがありましたらご連絡いただけると嬉しいです。

誇ると跨るに同じ部品が使われていることに納得がいかない

亀の歩みで今日も元気に勉強しています!漢検1級合格を目指す100日チャレンジ82日目です。あっ、こんにちは「亀の子」です。

今日はとうとう花粉症の薬を飲みました。おそらくこれまで目が充血して視野が狭くなっていたのだと思います。「\/」くらいしかなかった視界が「ーー」になりました…!試験の時も、漢字の細かい部分まで見えるようになるかな?

視界は広がりましたが、相変わらずよく分からない文字もあります。「誇(ほこ)る」と「跨(またが)る」、なんで右側同じ文字使っているんでしょうか?

疑問に思い出すと書き方まで忘れ始める悪い癖…。ついでに「刳」とか「袴」もあるんですよね…。よし、調べてみよう!ということで、今日は「夸」特集です!

「夸」は、とにかくおっきい!

まずは「夸」について調べてみました。この漢字も実は漢検1級の漢字です。

下の「亏」の部分は、大きく曲がった姿を示しています。宇宙の「宇」や「于」と同じく、大きい、という意味がります。「夸」は、「亏」の上に、さらに「大」をくわえたそうです。とにかく大きいんですね!

「夸」には、「おおきい、大げさである」「ほこる、じまんする」という意味があるそうです。音読みは「カ」「コ」。「おご・る」「ほこ・る」という読み方もできます。

「夸」のつく漢字

調べた範囲だと、「夸」がつく漢検範囲の漢字は7個ありました。

ほこる「誇」

一つ目はおなじみの漢字。大きい意味の「夸」に、「言」を組み合わせた「誇」は、大げさに広げた物言いのことを示す漢字だそうです。「誇る」というおなじみの意味や、大げさに言ったり、威張ったりすることも意味します。

「誇」の音読みは「コ」、訓読みは「ほこ・る」。おなじみの漢字なので、以上!

またがる「跨」

こちらもよく見かける漢字です(書けるかどうかはまた別…)。大きく「ヘ」の形に開く意味の「夸」に、「足」を組み合わせた「跨」は、両足を大きく広げることを意味する漢字です。「ヘ」の形は新しく出てきましたね…。

漢字の意味としては、「またがる」のほか、「両足をおおきくひろげて横たわる」「また(開いた足の間)」という意味もあるそうです。「跨」の音読みは「コ」。「また」「また・ぐ」などの読み方ができます。

不出胯下(ふしゅつこか)の「胯」

大きく「ヘ」の形に開く意味の「夸」に、「肉(にくづき)」をつけた「胯」には、「また」「またぐ」という意味があります。音読みは「コ」。「また」「また・ぐ」という読み方もできます。

この漢字は、「また」という意味では「股」と、「またぐ」と言う意味では「跨」と、置き換えられる漢字です。使いどころに迷いそうな漢字…。漢検範囲では、「不出胯下(ふしゅつこか)」という四字熟語がありました。

はかま「袴」

「ヘ」の形に開く意味の「夸」に「衣」をくみあわせた「袴」は、ズボンのように股が割れた衣服を指す言葉です。日本に来てから「はかま」という意味もくわわりました。

「袴」の音読みは「コ」 、訓読みは「はかま」です。「ももひき」という読み方もできます。

えぐる「刳」

大きく「ヘ」の形に開く意味の「夸」に、「刂(かたな)」をつけた「刳」は、刀で「へ」型に割くことやえぐることを示した漢字です。漢字の意味としては「さく」「えぐる」などがあります。

「刳」の音読みは「コ」。「さ・く」「えぐ・る」という読み方もできます。「刳摘(こてき)」(物を切りさくこと)などの熟語があります。

ちなみに「えぐる」という意味の漢字には「ケツ」と読む「抉」や「刔」などもあります。詳しくは以前の「夬」特集でチェック!

ひさご「瓠」

「瓠」に使われている「夸」には、「中がうつろなさま」という意味合いがあるそうです。大きいと中が希薄になるからでしょうか? 「夸」に「瓜」をつけた「瓠」は植物の「ひさご」「ふくべ」を意味する漢字です。

「ひさご」と「ふくべ」はねいずれも瓢箪(ひょうたん)の和名。確かに中が空洞ですね。転じて、「瓠」は「つぼ」にも使われる漢字です。「瓠」の音読みは「コ」、訓読みは「ひさご」「ふくべ」です。

また、「瓠落(かくらく)」という熟語では、「カク」という訓読みもされます。「瓠落」は、丸くて中がうつろな様を表す熟語です。

こちらもひさご「匏」

ここの「夸(カ)」は「瓜(カ)」にあてたものだそうです。「夸(瓜)」に「包」を組み合わせた「匏」は、ふっくらと包むような形をした「うり」のことを言います。「瓠」と同じく、「ひさご」「ふくべ」を意味する漢字です。

また、ヒョウタンを台座に用いて作る笛のことも言います。ぴったりの資料がなかったのですがケン・バウ(ウィキペディア)という楽器が「匏」の一種のようです。

「匏」の音読みは「ホウ」。ここまで「夸」のつく漢字はすべて「コ」と読みましたが、「匏」のみ「ホウ」と読むので要注意ですね。「匏」の訓読みは「ひさご」と「ふくべ」があります。

今日の勉強の成果

今日も「問題集の見直し」+「四字熟語」+「隙間時間に当て字と故事成語」で勉強を進めています。過去問を解きたかったのですが、また後回しにしてしまいました。そろそろ取り掛かりたいなぁ!

今日の感想

  • 今日紹介した漢字「夸」を使った四字熟語「夸父逐日(かほちくじつ)」
  • 夸父さんが「太陽をつかまえてやる!」と頑張ったが、途中で黄河と渭水の水を飲み干しても足りずに、渇きで死んだ逸話
  • 夸父さん、どんだけ水飲むんだ!という衝撃が強すぎて「身の程知らず」とか「強い意志」とかの意味は一向に思い出せない…

今日もあと一時間ほど勉強したいと思います!では、また明日!

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