悪辣と溌剌の「ラツ」の意味、知ってる?
Posted: || Last Update:
この記事は、漢検100日チャレンジ「100日で漢検一級合格を目指す!漢字の豆知識や日々の進捗をブログで公開」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、間違いがありましたらご連絡いただけると嬉しいです。
悪辣と溌溂の「ラツ」が混ざってしまう…。
こんにちは「亀の子」です。漢検1級合格を目指す100日チャレンジ50日目になりました!
折り返し地点ですね~。全く勉強が進んでいません!くよくよしていても仕方がないので、今日も頑張って漢字を覚えます!はい、「悪辣」と「溌溂」の「ラツ」が混ざっている分際で、威勢だけはいいですね。
そうなんです。「悪辣」と「溌溂」の「ラツ」が混ざるんです…。初期の頃から何度か混ざっていたのですが、問題集を総ざらいしている時に改めて混ざってしまっていることを自覚しました…。
というわけで、本日は「悪辣」と「溌溂」の「ラツ」についてきっちり調べます!最初に混ざったときにしておくべきだったのかもしれませんが、遅くてもやらないよりはまし!
悪辣(あくらつ)の「辣」とは
最初に悪辣(あくらつ)の「辣」を調べてみます。
「辣」のなりたち
「辣」は「辛(からい)」と、刺(さすように痛む)の略体「束」を組み合わせた字だそうです。味がピリッと辛いことや、ぴりっと引き締まって厳しい様子・ひどいことを表す字です。
音読みは「ラツ」。「から・い」「きび・しい」「むご・い」などの読み方ができます。
「辣」が着く熟語
ついでなので「辣」が付く熟語も調べてみました。
- 悪辣(あくらつ)…やりかたがあくどいこと。タチ悪い!
- 辛辣(しんらつ)…きわめて手厳しいこと。ひどい言い方!
(味がとても辛いことも言う) - 辣韭(らっきょう)…カレーと食べるとおいしい!
- 辣腕(らつわん)…処理能力にすぐれていること。できるアイツ!
溌剌の「剌」とは
次は溌剌の「剌」について。
「剌」のなりたち
「剌」は「刀」と「束」(柴の束)を組み合わせ、なたで刈ろうとした柴がパッと跳ね返ることを表している字だそうです。「刺」とは異なる字なので注意!
「剌」には、もとる・逆に跳ね返る、という意味のほか、魚や木の枝がぱっと跳ね返る意味もあります。音読みは「ラツ」。「もと・る」「そむ・く」「は・ねる」などの読み方もできます。
「剌」がつく熟語
こちらもついでに、「剌」がつく熟語です。
- 溌剌(はつらつ)…魚が元気よく跳ねるさま。元気のよい様子、いきいきしていること。元気はつらつ!
- 剌戻(らつれい)…ものごとがくいちがうこと。そうじゃない!
- 剌謬(らつびゅう)…くいちがうこと。そうじゃないんだってば!
ちなみに、溌剌は「溌溂」とも書きます。CMでおなじみのハツラツが魚から来ているとは…!「跋扈」もそうでしたが、魚はいつも元気ですね!?(跋扈については下記ご参照ください)
関連記事
ニジには雄と雌がいる、跳梁跋扈の「跋扈」の由来は魚、眉はしかめちゃだめ!、すっぴんは褒め言葉、槿花はほんとうに一日しか咲かない、漢検1級を勉強しているといろんな知識が身に着きます。こんな話、ご存じですか?
今日の勉強の成果
50日目の今日、折り返しと言うことで過去問を、解きたかった!…まだ問題集の見直し2周目が終わっていないので明日に持ち越しました。
今日中に問題集の見直し2周目が終わりそうです。終わったら、現時点での力試しに過去問を解きます。何点採れるか(あるいは取れないか)楽しみです!
今日の感想
- 今日のお気に入り漢字「駟(し)」、四頭立ての馬車
- 「駟も舌に及ばず」、口にしたことは駟で追いかけても追いつかない。口を慎め!という諺
- 今風に言うと「5Gもシェアボタンに及ばず」…………
今日もあと一時間ほど勉強したいと思います!では、また明日!