アメリカではNBAファイナルが開幕中
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この記事は、英語30日チャレンジ「アメリカの今日のトレンドを調べてブログ記事を書き、関連する英単語を紹介」の一環として書かれています。 記事はGoogle Trendの検索急上昇キーワードおよびTrend CalenderのTwitterトレンドワードを参考にまとめました。 特記なき場合、記事内の日時はアメリカ時間で記載しています。目安として、アメリカの9月1日が終るのが、日本時間9月2日17時です。
目次
記事の後半で英単語「governess」と「beahvior」について紹介しています。最後まで読んでね。
NBAファイナルは第6戦にもつれこむ
今日のGoogle検索急上昇ワード一位(現時点)に入っているのは、「NBA Finals」です。NBAも長いシーズンの最終章、ファイナルに突入しています。ウェスタンカンファレンスからはロサンゼルス・レイカーズが、イースタンカンファレンスからはマイアミ・ヒートが勝ち上がり、最後のせめぎあいをしています。世界約3億人が観戦していると言われるファイナルは、4勝したチームが制します。10月8日までの成績は、レイカーズが3勝、マイアミ・ヒートは1勝となっていました。マイアミ・ヒートにとってはまさに崖っぷちの一戦、レイカーズにとってはあと一勝でファイナル優勝がかかった試合が、10月9日に行われました。
今夜で勝敗が決まるかと思われた一戦でしたが、マイアミ・ヒートが始終コートを支配しました。レイカーズのスター選手レブロン・ジェームズが途中から気を吐きますが、逆転は叶わず、111対108でマイアミ・ヒートが第5試合を制しました。ファイナルの勝敗はレイカーズ3勝、マイアミ・ヒート2勝となり、まだまだ行方が分かりません。次の試合は10月11日(日本時間10月12日午前8:30)です。
ネットフリックスの「The Haunting of Bly Manor」も話題に
一昨日のGoogle検索ではネットフリックスの映画「Hubie Halloween」が急上昇ワードに入っていました。10月9日も急上昇ワード2位(現在)にネットフリックスのドラマ「The Haunting of Bly Manor」がランクインしています。10月9日に放送を開始した「The Haunting of Bly Manor」(ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー)は、以前ネットフレックスで放送されていた「The Haunting of Hill House」の関連作です。ブライ邸の主人の甥姪の面倒を見るためにブライ邸に赴いた女性家庭教師ですが、屋敷にとりついた幽霊を目撃することになります。80年代のファッション、不気味な子供たち、そして趣のある屋敷。一話目から期待を裏切らない展開で、評価も上々なようです。
今週はアメリカ人にとって長い一週間だった?
日本ではなかなか見かけませんが、アメリカのTwitterでは曜日に関するハッシュタグが毎日トレンド入りしています。この一週間を振り返っても、「#SaturdayMorning」「#sundayvibes」「#MondayMotivation」「#tuesdayvibes」「#WednesdayWisdom」「#thursdaymorning」と毎日のように曜日に関するハッシュタグが上位20位以内には入っていました。ところが、10月9日のアメリカでは4位「#fridaymorning」、5位「#FridayVibes」、6位「#FridayMotivation」と、金曜日に関するハッシュタグが多数トレンド入り。これらのハッシュタグを使ってつぶやかれている内容は様々ですが、今週はアメリカ人にとって長い一週間だったのかもしれません。あるいは、今日は投稿したい話題が少なかったのでしょうか。
Twitterは雑多な話題が多い
上記で投稿したい話題が少ないせいで、曜日に関するハッシュタグがトレンド入りしている可能性を示唆しました。連日トレンド入りしていた大統領選や国内の政治の話題も、今日はトレンド入りせず、上位は雑多な話題に占められています。今日はトレンド上位3件を簡単にご紹介しましょう。
アメリカ10月9日のTwitterトレンド1位「#EndSARS」
「SARS」と言っても、重症急性呼吸器症候群のことではありません。今日話題になっていた「SARS」はナイジェリアの「Special Anti-Robbery Squad」のことです(日本語の正式な対訳が見つからないのですが、「対強盗特殊部隊」といったところでしょうか)。「SARS」はナイジェリア警察の部隊ですが、2012年ごろから恐喝や拷問・脅迫などの行為を行っていると非難されています。「SARS」が男性を殺害した様子をとらえたとされる動画が出回ってから、ナイジェリアでは「SARS」に対する大規模なデモが2日に渡って続いており、アメリカでも注目度が高くなってきました。「#EndSARS」は「SARS」の横暴を終わらせようと言う意味のハッシュタグです。
アメリカ10月9日のTwitterトレンド2位「Yelp」
「Yelp」は地元のレストランや店舗などを検索できるアプリケーションです。評価や口コミなども確認することができ、アメリカでは広く使われています。黒人男性が警察官の不適切な対応で命を落としてから、人種差別問題に対する注目が今まで以上に高まっています。「Yelp」は人種差別に反対する立場を明確にするため、人種差別をしていると通報があった店舗にはサービス内で警告を表示することにしました。人種差別問題に正面から取り組む姿勢には賛同の声も上がっていますが、同時に今回の対応を疑問視する声も上がっています。虚偽の通報をどう扱うのか、何をもって人種差別的対応があったと判断するのか、Twitterにも疑問を書き込む方が多くいました。
アメリカ10月9日のTwitterトレンド3位「Brady」
「Brady」はNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)のタンパベイ・バッカニアーズでクォーターバックを務めるトム・ブレイディ選手のことです。アメフトでは、4回の攻撃権が攻撃側チームに与えられ、4回の間に10ヤード進むことができれば、さらに4回の攻撃権が与えられます。4回の攻撃の間に10ヤード進むことができなければ、攻撃権は相手チームに移ります。10月8日夜のバッカニアーズとシカゴ・ベアーズの試合の終盤、バッカニアーズの4回目の攻撃が不発に終わり、試合にも負けてしまいました。しかし、試合が終っているのに、ブレイディ選手は怪訝な顔。周りを見回して、「4回目の攻撃だっけ?」と問うように指を4本上げました。クォーターバックと言えば、アメフトでは司令塔の役目、チームの頭脳とも言える存在です。さらにトム・ブレイディ選手はスター選手。予想外の勘違いに、「あのトム・ブレイディが」「年かな」「数える能力も失ったらしい」とTwitterは湧きかえっていました。
今日の英単語1「governess」
今日ご紹介する英単語の1つ目は「governess」です。「governess」は、お屋敷などに住み込みで働く女性の家庭教師のことをいいます。現代社会ではほとんど存在しないと思いますが、米英の時代物の映画やドラマを見ていると、頻繁に出てきます。読み書きそろばんだけでなく、行儀作法なども教える人物です。
今日取り上げた「The Haunting of Bly Manor」を紹介するWikipediaでは、The story tells of a young governess hired by a man to look after his niece and nephew...(後略)
(主人に姪と甥の面倒を見るために雇われた若い家庭教師の話である)と「governess」を使っていました。
今日の英単語2「beahvior」
今日ご紹介する英単語の2つ目は「behavior」です。「behavior」は、「ふるまい」や「態度」、「行動」を表す英単語です。「Yelp」の人種差別に対する対策を紹介した記事ではYelp will alert users when a business has been accused of egregious racist behavior in a credible news story
(信用に値するニュース記事で企業が人種差別的な行いを告発された場合に、Yelpはユーザーに警告を表示する)と使われていました。
「behavior」は、人のふるまいや行動を示す他に、生物の「生態」とも訳します。たとえば、「studying human and animal behaviour」(ヒトと動物の生態を調査する)、「the behaviour of dolphins」(イルカの生態)などと表現できます。「Activity near the birds' nest is bound to affect their behaviour.」(巣の近くでの活動は、鳥の行動に影響を与える)、という使い方もできます。動物番組などではよく出てくる単語なので、覚えておくと便利です。
まとめ
曜日に関するハッシュタグが散見されるのはアメリカのtwitterならではですね。みんな工夫して毎日を乗り切っているようです。検索してみると面白いですよ!