アメリカではトランプ大統領の執務写真が話題に
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この記事は、英語30日チャレンジ「アメリカの今日のトレンドを調べてブログ記事を書き、関連する英単語を紹介」の一環として書かれています。 記事はGoogle Trendの検索急上昇キーワードおよびTrend CalenderのTwitterトレンドワードを参考にまとめました。 特記なき場合、記事内の日時はアメリカ時間で記載しています。目安として、アメリカの9月1日が終るのが、日本時間9月2日17時です。
目次
記事の後半で英単語「proud」と「Sharpie」について紹介しています。最後まで読んでね。
「Thomas Jefferson Byrd」が射殺される
日曜日であることも手伝ってか、10月4日のGoogle検索急上昇ワードはアメフトに関する語句が大半を占めています。その中で、今日のGoogle検索急上昇ワード第3位(現時点)は「Thomas Jefferson Byrd」でした。「Thomas Jefferson Byrd」はスパイク・リー監督の映画に多数出演したことで知られる俳優、トーマス・ジェファーソン・バードのことです。ブロードウェイで再演された「Ma Rainey's Black Bottom」の演技により、トニー賞の演劇主演男優賞にノミネートされたこともあります。ちなみに、スパイク・リーは黒人がアメリカで直面する差別問題に切り込んだ作品を多く撮っている監督です。
10月4日のアメリカで、トーマス・ジェファーソン・バードの名前が多く検索されたのは、彼の俳優としての功績のためではありません。10月4日午前1時45分ごろ、通報を受けた警察は、アトランタの家で背中に数発の銃弾を受けた男性を発見。被害者は70歳になるトーマス・ジェファーソン・バードでした。警察は捜査を続けており、詳細はまだ発表されていませんが、背中に銃弾を受けたバード氏は発見時には死亡していたとのこと。スパイク・リー監督は、Instagramで彼の死を悼む投稿を何度も発信していました。
「#ProudBoys」、LGBTコミュニティに乗っ取られる
Twitterでは相変わらず政治の話題が多い、と言いたいところですが、今日は様子が違いました。
最近Twitterトレンドでもよく見かける「Proud Boys」(プラウド・ボーイズ) は、極右組織の「プラウド・ボーイズ」を指しています。10月1日には、大統領選挙の討論会で、トランプ大統領が「プラウド・ボーイズ」に対する意見を聞かれていました。「Proud Boys」は右翼系の男性限定フラタニティ組織で、白人至上主義者と深いかかわりがあると言われています。トランプ大統領が「プラウド・ボーイズ」を(意識的にか無意識にか)擁護する発言をして非難を浴びていることは、10月1日にも取り上げました。
これまでにも何度かTwitterトレンド入りしていた「#ProudBoys」ですが、10月4日のアメリカではトレンド1位になっています。今回も極右組織の「プラウド・ボーイズ」が話題になっているのだろうと投稿を確認してみると、予想外の写真がたくさん。多くのゲイカップルが「#ProudBoys」のハッシュタグを使って、自分たちの幸せな写真を投稿していました。どれだけの写真であふれているか確認したい方はこちらから。「48年の付き合い。連れ合いはもう(この世に)ないいけれど、僕の自慢だ。#ProudBoys」「27年のカップル。#ProudBoys」という熟年カップルや、「結婚8年、二人の娘がいる。#ProudBoys」「22年、子供は二人。#ProudBoys」と家族円満の様子を投稿する人も。中には日本が背景と思われるアジア系の方の写真もありました。
ゲイコミュニティ外からも、「#ProudBoysが愛に乗っ取られた」「#ProudBoysが暴力的な人種差別組織であることは知っていると思う。だからこそ、ゲイの方々のハッシュタグ攻撃は素晴らしい。今日のTwitterは魂の安らぎだ」とこの動きを歓迎する声が上がっていました。
Twitterではトランプ大統領の執務写真が話題に
Twitterでは3位に「Signing」、4位に「Sharpie」、5位に「EXIF」、9位に「relentless」がトレンド入りしました。これは、ホワイトハウスが公表したトランプ大統領の写真に関連するもの。新型コロナウィルスで入院したトランプ大統領ですが、その間は執務も行っているとして2枚の写真が公表されています。しかし、よく見ると、立派な机についたトランプ大統領が向かっているのは白紙のようです。トランプ大統領は「Sharpie」(油性ペン)でその白紙の真ん中に「Signing」(署名)しているように見えます。
ホワイトハウスから公表されたのは、シャツ姿のトランプ大統領が机に向かう写真と、別の部屋で背広を来て机に向かう様子をとらえた写真の計2枚。大統領が新型コロナウィルスに「relentless」(動じることなく)働いている様子と紹介されました。あたかも別の時間帯のようですが、写真の「EXIF」データ(写真の撮影場所や時間などのデータを記録している)によると、2枚の写真の撮影時間は10分しか離れていませんでした。
Twitterでは、「EXIFデータを削除し忘れるような初歩的なミスをするなんて」という声や、「私も油性ペンでサインできるから、PLOTUS(President of the United States)の素質がある?」と茶化す声が多数。他にも、「この写真を撮るためだけにスタッフを新型コロナウィルス感染のリスクにさらしたのか」とトランプ大統領を非難する声も上がっていました。
今日の英単語1.「proud」
今日ご紹介する英単語1つ目は「proud」。「proud」は「自慢する」「誇りに思う」「高慢な」「お高くとまっている」という意味の英単語です。今日話題になっていた「Proud Boys」を日本語で表そうとしても、ぴったりの言葉がなかなか思いつかないのですが、「立派な男子たち」という所でしょうか。
映画などでよく聞くのが、「I am proud of you」(誇りに思っているわ)という表現。父親から息子に言えば、「お前は俺の自慢の息子だ」という意味になります。なにか困難に挑戦しようとしている主人公を勇気づける一幕です。一方で、「She is a proud woman」と言えば「彼女は高慢ちきな女だ」という意味。ふり幅の広い言葉ですね。「do oneself proud」(立派な行いをする)、「proud as a peacock」(大いばりで)、「proud as Punch」(大満足)などのイディオムもあります。ちなみに「proud as Punch」はイギリスの人形劇「パンチとジュディ」のパンチから来ています。パンチは悪さをしていつも得意げ。語源を知ると「proud as Punch」も使い方を考えてしまいます。
今日の英単語2「Sharpie」
今日ご紹介する英単語の2つ目は「Sharpie」。トランプ大統領が「Sharpie」を使って白紙に署名をしていたことが今日のアメリカでは話題になりました。「Sharpie」は「油性ペン」のこと。Newell Brandsが販売する油性ペンから来ている言葉です。特にアメリカでは他のブランドでも油性ペンを「Sharpie」と呼びます。ちなみに、「permanent marker」でも油性ペンとして通じます。
商品名から来ている英語は他にもあります。たとえば「Kleenex」はティッシュペーパー、「Band-Aid」は絆創膏、「Ping Pong」は卓球、「Scotch Tape」はセロハンテープ、「Popsicle」はアイスキャンディー、「Super Glue」は瞬間接着剤、「Post-Its」は付箋、「Speedo」は競泳用水着を指します。
逆に商品名から来ている日本語もあります。たとえば、「ホチキス」は英語では「stapler」といいます。他に、車の「クラクション」は「horn」、「チャッカマン」は「rechargeable lighter」です。
日本語も英語も商品名から来ている言葉もあります。たとえば今日紹介した「Sharpie」は日本語では一般的に「マジック」と言われますね。同じように「マジックテープ」は「Velcro」、「魔法瓶」は「Thermos」です。日本語も英語も、それぞれ異なるブランドを語源としています。
まとめ
「Sharpie」に関連して、商品名を由来とする単語を今日は色々と調べました。「ホチキス」を商品名以外で表現する方法を調べると「紙綴器」と出てきました。それ以外には「紙にコの字形の針を刺し通し、針先の部分を両側から平らに曲げて、紙を綴じる文具」としか表現しようがないようです。商品名由来の言葉って、日本語でも英語でも便利に使えるんですね。

