漢検1級漢字「撥」と、「撥」の慣用句ことわざ
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この記事は、漢検100日チャレンジ「100日で漢検一級何点あげられる?95点から再再挑戦!」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、勉強内容は「亀の子」の勉強過程を共有するものであり、個人の感想も含まれていますのでご留意ください。
勉強50日目です
こんにちは「亀の子」です。漢検1級合格を目指す100日チャレンジ、50日目です。通算では3回目のチャレンジ、勉強240日目になりました!
今日注目したのは漢検1級漢字「撥」と、特集は「撥」のつくことわざ慣用句です。最後に「亀の子」の本日の勉強記録も少しだけご紹介します。では、「撥」から見てみましょう!
本日の一字「撥」
今日注目したのは漢検1級漢字「撥」です。
- 音読み…「ハツ」「ハチ」「バチ」
- 訓読み…「はね・る」「かか・げる」「のぞ・く」「おさ・める」
意味が多い漢字なので、しっかりと覚えたい一字です!
「撥」の成り立ちと意味
「撥」の右側「發」は、おなじみ「発」のもともとの字です。 「癶(左右の足を両側にばっとはねてひらいたさま)」に、「殳(動詞の記号)」、さらに「弓」を添えて、弓をぱっとはじいて射出すことを表しています。
「發」に「手(扌)」を足した「撥」は、「発(發)」のもともとの意味、ぱっとはねる、を表す漢字です。
漢字の意味も見ていきましょう。
- はねる。かかげる。ばっと開く。また、はねあげる。※類似の漢字に「発」があります
- おさめる。耕地の土を起こして整地する。また、転じて、現状を改めて調整する
- ひらく。ものを分離させる。はじき出す。※同義の漢字に「発」があります
- 琵琶などの弦をはねてひくばち
ちなみに、「發」がつく仲間は以前に紹介しているので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね!
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「潑」にどうしても線を足したくなる病にかかっているようです…。試験で間違えては困るので、今日は「發」のつく漢字をまとめておさらいしてみました!成り立ちが分かれば、余分な線を書くことも無くなります!
「撥」のつく熟語
では、「撥」の使い方を熟語で確認してみましょう。
- 四絃一撥(しげんいっぱつ)…楽器の琵琶の四つの弦が同時に鳴らされること。または、それが悲しそうな音をたてること
- 擺撥(はいはつ)…払いのけ、降り捨てる。また、ほうっておいて相手にしない
- 撥雲見日(はつうんけんじつ)…心配ごとがなくなって、将来に希望がもてるようになること
- 撥雲見天(はつうんけんてん)…心配ごとがなくなって、将来に希望がもてるようになること
- 撥音(はつおん)…語中や語尾にあって、一音節をなす鼻音。「ん」「ン」と表記される
- 撥棄(はっき)…はらいすてる。=「撥去(はっきょ)」
- 撥弓(はっきゅう)…ねじれて、はねかえった弓。中心の狂った弓のこと
- 撥無(はつむ)…払いのけて信じないこと。否定して排除すること
- 撥水(はっすい)…水をはじくこと
- 撥油(はつゆ)…油をはじくこと
- 撥乱(はつらん)…乱世を治めること
- 撥簾(はつれん)…外が見えるように、すだれをはね上げる
- 撥乱反正(はつらんはんせい)…乱世を治めて世の中を平和な世界にすること
「発」に置き換えられる熟語もありますが、今回は取り上げませんでした。ほかにも「撥」を使った熟語はたくさんあるので、ぜひご自分でも確認してみてくださいね!
本日の特集「撥」のつく諺慣用句
本日の特集は引き続き「撥」です。「撥」を使った、諺慣用句などを集めてみました!
「撥」のつく諺慣用句(など)
では、さくさく行きましょう!
- ピン撥ね(ピンはね)…取り次いで人に渡すべき金品から、その一部を取って自分のものとすること。上前をはねること
- 頭を撥ねる(あたまをはねる)…人の取り分の一部を自分のものにする。ピンはねする
- 上前を撥ねる(うわまえをはねる)…他人に取り次ぐ賃金や代金の一部を自分のものとする。かすめとる。上前を取る。ピンはねをする
- 太鼓も撥の当たりよう(たいこもばちのあたりよう)…たたき方しだいで太鼓の音が大きくもなり小さくもなるということ。やり方しだいで人の応じ方も変わることのたとえ
- 鍋八撥(なべやつばち)…狂言。鍋売りが、羯鼓 (かっこ) 売りと1軒の店を争って舞ううち、鍋を割ってしまい、「数が多くなってめでたい」と負け惜しみをいう
- 撥鬢小説(ばちびんしょうせつ)…撥鬢奴(はちびんやっこ)を主人公にして、その任侠を描いた小説。村上浪六が好んで書き、明治30年代に人気を呼んだ
- 撥鏤(ばちる)…象牙彫りの一。表面を染色した象牙に毛彫りで文様を施したもの。彫った部分が白く表される。中国、唐代に盛行し、日本には奈良時代に伝えられた。撥 (は) ね彫り
- 于撥ね干引き(うはねかんびき)…漢字の「于 (う) 」は下をはね、「干 (かん) 」は下をはねないで、まっすぐに引くということ。字形の区別を覚えるための語
「撥鬢」?
さくっと「撥鬢小説(ばちびんしょうせつ)」をご紹介しましたが、「撥鬢(はちびん)」てなんでしょうね。
調べたところ、チョンマゲの形の一つでした。両鬢(耳の上に伸びるか髪の毛の部分)を、三味線のバチ(撥)の形に整えた髪型のこと。江戸中期に男性の間で大流行し、この髪形をした人を「撥鬢奴(はちびんやっこ)」というんだとか。
「鯔背(いなせ)」と言い、江戸自体のおしゃれ男子は髪型を工夫しまくっていたんですね!
本日の勉強の成果
今日は外出があり、あまり時間も取れなかったのですが、Androidアプリの「漢検1級」を使った知識強化にいそしみました。明日も頑張ろう!
| 分野 | 全体数 | 昨日までの成果 | 今日の成果 | 到達率 |
|---|---|---|---|---|
| 熟語 | 7117 | 987 | ~993 | 13.9% → 14.0% |
| 四字熟語(復習) | 1897 | 758 | - | ( 40.0% ) |
| 当て字 | 2509 | 885 | ~893 | 35.3% → 35.6% |
| 故事諺 | 1258 | 763 | - | 60.7% |

