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「尃」がつく漢検1級漢字6つを全制覇せよ!

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この記事は、漢検100日チャレンジ「100日で漢検一級合格を目指す!漢字の豆知識や日々の進捗をブログで公開」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、間違いがありましたらご連絡いただけると嬉しいです。

「博」っておかしくないですか?

漢検1級合格を目指す100日チャレンジ95日目です。今日も亀の歩みで勉強しています、「亀の子」です、こんにちは。

早速ですが、漢字の話。「博」という漢字はみなさんご覧になったことがあると思います。博士とか、博識とかに使われる漢字。この字は新字体なんです。では、旧字体はどんな漢字でしょう?

答は「博」!

ちょっとバランスのおかしい字ですよね…?この漢字自体は漢検1級ではないのですが、「搏」とか「溥」とか「膊」とか、似た漢字が出てくるんです…。

線が出るのか出ないのか、点がつくのかつかないのか…。なんとなく書ける気になっていましたが、気になって仕方がないのでじっくり調べてみました。今日は「尃」がつく漢字特集です!

「尃」って何?

「尃」は、「甫(平らにならした農地)」に「寸(手)」を添えた漢字で、手ででこぼこなどをならすという意味があります。音読みは「フ」あるいは「ホ」です。

拡大して見てみましょう。上が「甫」ですね、点は2つつきます。

「尃」

「尃」の新字体を使っている漢字

「尃」って書きにくいですよね。なので、小学校で習う漢字などには新字体があります。「尃」という部品を使っています。どれもおなじみの漢字なので、簡単に見てみましょう。

  • 「博」…広くならした「尃」に、集める「十」を添えて、多くのものが平らに広がることを表す。「博識」「博愛」など。「博打」の意味もある
  • 「薄」…草(かんむり)と、均一に広がる「尃」で、うすいことを表す。「薄明」「薄才」など
  • 「簿」…薄い竹(かんむり)で、文字を書くための木札を表す。「帳簿」など
  • 「縛」…手をぴったりとつけてならす「尃」に「糸」を組み合わせて、ひもをぴたりと隙間なくあてることを表す。「緊縛」「縛絏」など

「尃」のままの漢字

漢検1級の範囲になると、「尃」のままの漢字が多いですね。「尃」を使っている漢字は全部で6つありました!字形を確認しつつ、全部覚えたいと思います!

為虎傅翼の「傅」

ものにびたりとあてがう「尃」に「人」をつけると、ぴったりと付き添うお守役「傅」になります。お守の人や、指導役のひと、また、傍に付き添うことを表しています。

音読みは「フ」。「かしづ・く」という読み方もできます。「為虎傅翼(いこふよく)」などで漢検1級受験者にはおなじみですね。

溥天率土の「溥」

広い意味の「搏」を略して「水」をくっつけた「溥」は、水が一面に広がる様子を表しています。ひろく広がる様子や、広い様子を表す漢字です。

音読みは「フ」。「あまね・し」と読むこともできます。「普」と意味の似た漢字で、漢検4級の「普天率土」は「溥天率土」と書くことができます。

この漢字は別途特集で詳しく紹介しているので、あわせてチェックしてみてください!

榑木之地の「榑」

大きく広がる「尃」と「木」を組み合わせた「榑」は、枝が大きく広がった木のこと。「榑桑(ふそう)」は、太陽の出るところにあると言われる神木です。音読みは「フ」。「榑木之地(ふぼくのち)」などで漢検1級受験者にはおなじみですね。

この漢字は日本に入って来てから「皮のついたままの丸太」も表すようになりました。「榑」は「くれ」と読むこともでき、「節榑(ふしくれ)だった手」などに使うこともあります。

遺族を助ける「賻」

ここで使われる「尃」に意味はなく、音だけを使っているそうです。「賻」は、死んだ人の家族に財貨を贈って喪を助けることを意味します。また、贈られた財貨のことも表します。

ものすごく限定された意味の漢字が長い歴史を生き抜いてきたことに、ちょっと感銘を受けました。「賻」、大事です。音読みは「フ」。「おくりもの」「おく・る」と読むこともできます。

竜虎相搏の「搏」

たいらなところ「尃」を「手」でうつ。「搏」はぱんと平面を打ち当てることを表した漢字です。ぱんと手で打つことを意味するほか、つかまえる、という意味もあります。

音読みは「ハク」。「うつ」「とる」「つかむ」などの読みもできます。「竜虎相搏(りゅうこそうはく)」などで漢検1級受験者にはおなじみですね。

干し肉でもあり肩甲骨でもある「膊」

平らに広がる意味の「尃」に「肉」をつけると、「膊」という字になります。平らに広げた干し肉「ほしじ」を表す漢字てもあり、殺して張りつけにすることも表します。「膊」はさらに、肩甲骨、腕(上膊、下膊)も表します。そして、「膊膊」と書くと、鳥が羽ばたく音の形容にもなります!

試験に出すのが楽しそうな漢字ですよね。出される方は大変ですけど!「膊」の音読みは「ハク」。「ほしじ」「うで」と読むこともできます。

今日の勉強の成果

過去問の3回目を解きました。96点でした…。96点…。毎年3回目は難しいらしいと聞いていましたが、だいぶ難しかった…。1回、2回と違って、「これは考えれば分かった」という間違いが少なかったです。ちなみに合格点は160点です。

今回受験するのが今年度の第3回なんですよね。難しいのかな?あと数日、どこまで点数を上げられるか、頑張って勉強しましょう!ちなみに解いたのは2019年の第3回です。

今日の感想

  • 最近のお気に入り四字熟語「光芒一閃」
  • 最近のお気に入り四字熟語「豪放磊落」
  • なにか奇跡が起こって試験でいっぱい漢字が書けて、試験官も細かい漢字の間違いは気にせずに丸を付けてくれる、という意味の四字熟語!(ちがう)

今日も引き続き四字熟語をやりつつ、熟語を眺めてみました。このあとも一時間ほど勉強したいと思います!では、また明日!

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