漢検1級漢字「櫱」「糱」「孼」読んでみよう!
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この記事は、漢検100日チャレンジ「100日で漢検一級合格を目指す!漢字の豆知識や日々の進捗をブログで公開」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、間違いがありましたらご連絡いただけると嬉しいです。
見たことない…「櫱」「糱」「孼」
こんにちは!今日も亀の歩みで勉強中、「亀の子」です。漢検1級合格を目指す100日チャレンジ81日目になりました。
漢検1級の勉強をしていると、これまでの生活で見たこともない漢字が出てきます。
筆頭がこの3文字です。謎すぎる字形…。左上の山の真ん中の棒、突き出る必要あったと思います?あと、似すぎていて見分けがつかない…。遠目だと全く同じ文字!
…愚痴っていても仕方がないので、ぎっちぎっちに調べてみましょう!全部覚えるぞ!書けるようになるぞ!…ていうか「ひこばえ」って何者?
「辥」って何?
「櫱」「糱」「孼」の上部、少し理解がややこしい部品でして…。「辥」という書き方と「薛」という書き方があります。そして、辞書によっては「辥」と「薛」が別の漢字として扱われているんですよね…。ただ、「櫱」「糱」「孼」の上部は「薛」の説明と同じなので、どこかで同一人物になったと信じることにしました。
「薛」は、「草」+「阜(つかみとる)」の上部+「辛(刃物で刈り取る)」をあわせた漢字。束ね、重ねて、刃物で切り取る「よもぎ」を表しているそうです。
「辥」のつく仲間たち
調べたところ、「辥」がつく漢字は漢検範囲で三文字しかありません!覚えやすい!さくさく行きましょう。
ひこばえ「櫱」
「櫱」は「蘖」と書くこともできます。刈り取る草の意味の「薛」に、「木」をつけて、「木を切り取った後の切り株」と「ひこばえ」の2つの意味がある漢字です。
出ました。「ひこばえ」。広辞苑に寄ると「刈った草木の根株から出た芽」のことらしいです。そしてWikipedia(蘖)によると、太い幹に対して孫(ひこ)に見立てていることから「孫生え(ひこばえ)」と呼ぶとありました。なるほど…!
「櫱」の音読みは「ゲツ」、訓読みは「ひこばえ」です。なお、広辞苑には「もやし」「なばえ」「もや・す(=萌やす)」の項目にこの漢字が載っています…。ちなみに「残滓余櫱(ざんしよげつ)」(残党のたとえ)という四字熟語があります。
わきばら「孼」
「孼」は「孽」と書くこともできます。なんとこの漢字、私の手元の漢和辞典には載っていません!とはいえ、「薛」に、「子」をつけた漢字だろうと予想がつきます。「櫱」と同じく、「孼」には「ひこばえ」という意味があります。
で、ここからがひどいんです!「孼」の二つ目の意味は「わきばら」(庶子のこと)、三つ目の意味が「わざわい」(災難のこと)。「木」が付いていた「櫱」は純粋に植物だったのに、「子」がつく「孼」は妾腹と災厄を併せ持っている…。どう転じたんでしょう?
「孼」の音読みは「ゲツ」。「ひこばえ」「わきばら」「わざわい」という読み方ができます。「孤臣孼子(こしんげっし)」(軽侮されがちな庶子)という四字熟語があります。
もやし「糱」
「糱」は「糵」とも書きます。この字も実は私の手持ちの漢和辞典に載っていません…。「糱」を「もやし」と読むことから、芽が出る意味の「薛」に「米」をあわせた漢字かな、と推測できますね。
「もやし」なのに「米」…。少し調べてみたところ、「もやし」は、穀類や豆類を人為的に暗所で発芽させたものを言うそうです。そして「米」は、稲だけでなく、脱穀した穀物の実全般のことも表す漢字だとか!もやしと言えば大豆、という思い込みを捨てれば、分かりやすい漢字です。
「糱」の音読みは「ゲツ」。「もやし」「こうじ(=麹)」という読み方もできます。この漢字は熟語が見つかりませんでした。
「辥」がつく漢字まとめ
音読みは全て「ゲツ」なので分かりやすいですね!木から生えてくるのが「ひこばえ=櫱」、米に生えるのが「もやし=糱」、そして子がつく「孼」は「わきばら」「わざわい」、案外覚えやすいかもしれません!
今日の勉強の成果
今日あたり過去問をやろうと思っていたのですが、四字熟語に夢中になってしまいました…。四字熟語もだいぶ覚えた気がしますが、まだまだ覚えたい!
今日の感想
- クジラが入る四字熟語にそこはかとないロマンを感じる
- 「鯨飲馬食(げいいんばしょく)」いっぱい食べる君が好き。「蚕食鯨呑(さんしょくげいどん)」ローマと周囲の小国を思い出す
- そして「鯢桓之審(げいかんのしん)」、なぜメスクジラなのか考えると楽しい
今日もあと一時間ほど勉強したいと思います!過去問やろうかな?では、また明日!

