田んぼ3つで何て読む？-漢検1級
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この記事は、漢検100日チャレンジ「100日で漢検一級合格を目指す！漢字の豆知識や日々の進捗をブログで公開」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、間違いがありましたらご連絡いただけると嬉しいです。
田んぼ3つで何て読む？
こんにちは、今日も亀の歩みで勉強中「亀の子」です。漢検1級合格を目指す100日チャレンジ47日目です。
早速漢字の話です。「金罍」という熟語の読みがなかなか覚えられなかった時機がありました。「どうやって覚えればいいんだ？」と考えあぐねていた時に、問題集に「傀儡（かいらい）」が出てきまして。
「畾」同じじゃん、読みもおなじじゃん！
大満足で「金罍」はめでたく「きんらい」と読むことに成功しました！「「畾」という部品がついたらライで正解じゃん！」と思いつつ、念のためにノートに「畾・調べる」と小さくメモしました。それから早数週間、自分の汚いメモを読み返して「畾」の着く漢字を調べ…。「ライ」じゃない！！
というわけで、今日は「畾」のつく漢字を調べてみたのでお付き合いください！
「畾」の意味
「畾」は、田を3つ重ねて同じような物を重ねることを表した漢字だそうです。土を重ねた砦などを表します。「雷（かみなり）」の下も本来はこの字で、陰陽の気が重なってゴロゴロと音を出すことを表しているとか！
単漢字「畾」の音読みは「ライ」と「レイ」があります。
「畾」のつく漢字
「畾」がつく漢字で漢検の範囲になっているものは4つありました。1級以外の漢字もあります。
傀儡（かいらい）の「儡」
人に「畾（おなじようなものを積み重ねる）」をつけると「儡」という字になります。「傀儡（かいらい）」は、土の塊を積み重ねて、頭を丸く大きく拵えた人形のことを言うそうです。そこから、操り人形などの意味が派生したんですね！
「儡」の音読みは「ライ」。「儡」一字で「くぐつ」「でく」などの読み方ができます。また、落ちぶれることや敗けることも表し、「つか・れる」という読み方もできます。
金罍（きんらい）の「罍」
「畾」に缶を組み合わせると、「罍」という字になります。ここの「畾」は雷のことで、「罍」は雷紋を描いたおおがめのことを表した字です。漢字の意味は「さかだる」で、酒や水を貯える耳のついた大きな甕のことを言うそうです。Google画像検索で実物を見てみてください。
「金罍（きんらい）」は、さかだるを金色にキラキラさせたものですね。「飲酒のとき、準備した酒がすっかり無くなって閉口すること」という意味の「罍恥（らいち）」なる面白熟語もありました。「畾」の音読みは「ライ」、訓読みは「さかだる」です。
壘＝塁
「畾」と土を組み合わせると、「壘」という字になります。漢検1級・準1級範囲の漢字だそうです。見慣れないこの字、実は「塁」の旧字体です。調べるまで知りませんでした！
野球の「塁」でしか馴染みのない漢字ですが、「とりで」という意味があります。特に石や土を積み重ねて作った臨時の小城のことを指すそうで、「畾」の積み重ねる意味が発揮されています！
「壘」「塁」の音読みは「ルイ」。訓読みには「とりで」や、「かさ・ねる」があります。
疊＝畳
「畾」と「冝」を組み合わせると「疊」という字になります。この字は、いくつも重ねる意味の「畾」と、たくさん重ねる意味の「冝」をあわせて、平らに何枚も重ねることを意味しているそうです。重ねすぎ！
「疊」には異体字が多く、「疂」「疉」「叠」「曡」などもありますが、一般的な字体は新字体である「畳」でしょう。和室に敷く「たたみ」でおなじみの漢字です。
音読みは「ジョウ」。訓読みは「かさ・ねる」「かさ・なる」「たた・む」「たたみ」などがあります。
まとめ
「儡」と「罍」の音読みは「ライ」でした。「壘（ルイ）」と「疊（ジョウ）」は新字体を思い出せばすぐに出てきますね！……思い出せば！
今日の勉強の成果
今日も問題集1冊目の復習に邁進しています！復習1周目が終わった模様…、順不同で復習していたので漏れがないかチェックしています。チェックしつつ2周目に取り掛ったのですが、正答率はまだ9割5部～8部です。…いつ10割になるのかなぁ！
今日の感想
- 「為虎傅翼（いこふよく）」、レベル999なキャラがさらに力をつけてレベル表示にバグが発生する四字熟語
- 「為虎傅翼」でレッドブルを思い出す日々。翼をさずけるのに、ブルじゃなくてタイガー！！
- そして「為」の意義が理解できなくてこの1字を忘れる…。試験に出る漢字は「傅翼」だと思われるが、すっきりしない…
今日もあと一時間ほど勉強したいと思います！では、また明日！
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