部首「おおいかんむり」??漢検1級漢字「覃」と「覈」
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この記事は、漢検100日チャレンジ「100日で漢検一級合格を目指す!漢字の豆知識や日々の進捗をブログで公開」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、間違いがありましたらご連絡いただけると嬉しいです。
漢検一級、未知の世界で楽しすぎる!
今日も元気に亀の速度で勉強中!こんにちは、「亀の子」です。漢検1級合格を目指す100日チャレンジ32日目です。
漢検1級の勉強をしていると、漢字の画数の多さと、あまりにも知らない漢字が多すぎてクラクラしてきます。それを覚えて問題が解けちゃったときの「自分、すごい!」という高揚感はなにものにも代えがたい!覚えるまでが大変なんですけど…。
話は変わりまして、ここしばらく気になっていたけれど調べていなかった漢字があります。「覃」「覈」が頭にのっけている冠、なんだか気になりません?書き順もいまいち覚えられないし…。というわけで調べてみました!
襾の正体は「おおいかんむり」
辞書をひくと、「覃」「覈」の頭を押さえつけている部首「襾」は「おおいかんむり」と呼ばれていることが分かりました。部首の「西(にし)」とか「覀(かなめのかしら)」と仲間らしいです。「かなめのかしら」も知らなかったよ!
「おおいかんむり」は、その名前の通り、何かをおおっていることを示しているとか。うん、まだピンと来ない!
書き順はkakijun.jpのおおいかんむりにあったのでぜひ参考にしてみてください。
おおいかんむりのつく漢字
せっかく「おおいかんむり」を調べたので、「襾」が使われている漢字も調べました。漢検1級範囲では2つありました、というか漢検では1級にしか出てこないらしいです…。
覃思(たんし)の「覃」
「覃」の「おおいかんむり」はザルという意味だそうです。そして、下は「高」の逆形で、下に深く下がったことを示す文字だとか。あわせて、奥深く下がること、下に深いことを表しています。おおいかんむりに高いの反対、すごい字だな!
訓読みは「ふか・い」「およ・ぶ」など。音読みは「タン」「ドン」です。「覃思(たんし)」は深く思うこと。「覃及(たんきゅう)」はのびのび広がって及ぶこと、影響が遠くまで及ぶことを意味しているそうです。
推覈(すいかく)の「覈」
「覈」はおおいかんむりの下に、「固い」という意味を添えた漢字だそうです。「厳しく調べる」という意味のほか、「きびしい」「はげしい」という意味もあります。また、植物の「さね」のこともさします。「さね」という単語、漢検1級で初めて知りました。果実の周囲に固いカラのある種のことで「核」とも書くそうです。
音読みは「カク」「ケツ」「ギャク」、訓読みは「しら・べる」「きび・しい」「さね」など。
調べるという意味では「推覈(すいかく)」という熟語があり、推し究めてとりしらべることを言います。きびしい・はげしいという意味では「覈論(かくろん)」という熟語があり、きびしく議論することを言います(調べて評論するという意味もあります)。
ついでに覚えたい「覊」
「覊」という字もありました。こちらは漢検1級漢字「羈」の異体字です。音読みは「キ」、訓読みは「おもがい」「たづな」など。馬の動作を制御する道具のことですね。転じて自由を拘束することにも使われる字です。
今日の勉強の成果
今日は2時間で、昨日までの見直しと、新たに3ページ進みました。なかなかのペースです。問題集も終わりが見えてきました!
今日の感想
- 黔驢之技(けんろのわざ)という四字熟語出現。国名は義務教育範囲にしてほしい…
- 黔驢之技。虎が猛威を振るっていた「黔(けん)」という国に驢馬(ろば)を連れて行ったら、「驢馬でけぇ!」と虎ビビる。でも最後は驢馬が食べられちゃった!…故事が強烈で四字熟語の意味が思い出せない
- そんな四字熟語がたくさんあって困る
今日もあと1時間ほど勉強します!では、また明日!