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17日で簿記3級に合格!勉強方法大公開!

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この記事は、簿記3級17日チャレンジ「簿記3級はどんな内容なのか?とりあえず17日間勉強してみる!」の一環として書かれています。なるべく正確な情報の記載に努めていますが、勉強内容は「亀の子」の勉強過程を共有するものであり、個人の感想も含まれていますのでご留意ください。

本日試験本番でした!

こんにちは「亀の子」です。勢いで申し込んでしまった簿記3級の勉強にいそしんでいました。勉強期間は17日間、右も左も、借方や貸方が試験に出ることも知らない状態から頑張りました。

今日のブログは、試験会場の様子や、試験結果、簿記3級に合格した勉強方法をご紹介します!

簿記3級?

簿記3級は、仕入れた物を売る「商業簿記」の基本的な内容を理解し、簿記(帳簿)を作れるレベルが求められます。勉強内容はざっくり下のリストのようなものです。

    簿記3級の勉強内容
  • 「仕訳」(取引を帳簿に書き込む)
  • 「総勘定元帳」と「補助簿」(仕訳をまとめた帳簿と、仕訳よりも詳しい帳簿)
  • 「決算」書類の作成(年に一回、儲けなどを報告する)

もう少し詳しい勉強内容を別途まとめていますので、ご興味があればご覧ください。

ネット試験を受けてきました(会場の様子)

今回「亀の子」が受験したのはネット試験の簿記3級です。会場での試験と違い、いつでも受けられるのでとっても便利。こちらから申し込みができます。

テストセンターで受付!

「亀の子」は今回、テストセンターで受験しました。受付のお姉さんがとっても親切で快適でした!腕時計を外し忘れたり、携帯の電源を切り忘れたりする「亀の子」にいら立つ様子は微塵も見せず、丁寧に案内してくれました。ありがたい限りです。

私物はロッカーに預けます。試験室に持ってはいれる私物は、身分証と電卓のみ。ポケットの中に私物がないか、マスクの内側にあんちょこがないかもチェックされました。

テストセンターの受付の方からは、試験の説明やIDとパスワードを書かれた紙と、A4用紙2枚、ボールペンが渡されます。

テストセンターのブースは意外と快適

指定された番号のブースには、パソコン・キーボード・マウス、そして雑音を遮断するための大きなヘッドホンが置かれていました。(「亀の子」はヘッドホンは使いませんでした)

ブースは広くとられていて、モニターも大きくて快適でした。おそらく26インチのモニター。テストセンターによって違いはあるかも?

画面で「日商簿記」を選び、案内を読んで、受付でもらったIDとパスワードを入力すると簿記試験が開始されます。

テストセンターの試験は一斉開始ではありません。試験中も他の資格を受ける方が出入りしています。今日は平日だったためか出入りが少なかったですが、土日は出入りも多いのかも?土日に受験する場合には、集中力を切らさない工夫が必要かも!

試験時間は60分

簿記3級の試験時間は60分です。

試験開始から45分くらいで一通り問題を解くことができました。15分はしっかりと見直し。残り15秒を残して「試験終了」のボタンを押しました。ドキドキ

無事合格しました!

模試では90点前後を出すことができたので、ちょっと自信はありますが、結果が画面に表示されるまでドキドキです。

合格!

合否結果の画面には「合格」の文字!やったね!

結果を印刷して、試験は終了です。後は気を付けて帰りましょう。

合格証書もWEB版

ちなみにネット試験を受けると、合格証書は電子版です。PDFで印刷することもできます。こんな感じ。

簿記3級合格証書

合格証書はCBTのホームページの「CBT申し込み」→「申込・受験履歴」→「結果表示」からいつでもダウンロードできるので安心ですね。

細かい結果

簿記3級はは100点満点中70点で合格です。「亀の子」の点数は87点でした。内訳は下の表のとおり。全問正解だと思っていた第1問で6点も落としていることにびっくりしました。……合格できてよかった!

得点配点
第1問3945
第2問2020
第3問2835
合計87100

第3問は7点も落としていますね。こちらもどこで間違えたのか分かりません。間違えたところを表示してくれないのが、ネット試験の不便なところかもしれません。

合格するまでの勉強時間やテキストについて

せっかく合格したので、勉強時間や勉強方法を共有したいと思います!

勉強時間は31時間

今回はふと思い立って簿記試験に申し込み、試験日までの17日間を勉強に当てました。総勉強時間は31時間でした。

簿記3級合格には50時間~100時間の勉強時間が必要とされていますが、人によっては勉強時間は短縮できそうです。

実際に使用した教材

勉強にはテキスト「ホントにゼロからの簿記3級」と、「パブロフ流」のテキストと問題集のセットを利用しました。「亀の子」は初日に購入してしまったので3冊使いましたが、実際の勉強にはテキスト1冊と問題集1冊があれば十分です。

「亀の子」が主に使った、「ホントにゼロからの簿記3級 『ふくしままさゆきのホントに』シリーズ」は文章を読んで内容を把握するのが得意な人に向いています。

逆に、絵や図解など、イメージで理解するのが得意な方には「パブロフ流」のテキストがおすすめです。長い文章を読むと眠くなってしまう人にも!漫画もついていて、飽きずに読めると思います。

他にもよい問題集やテキストは多くありますが、ネット試験を受験される方は必ず「WEBの模擬試験」がついている本を選びましょう!ちなみに「パブロフ流」の問題集には2回分のWEB模擬試験がついていました。

合格するまでの勉強方法詳細

では、「亀の子」が合格を勝ち取った勉強の手順をご紹介します!

勉強の時間配分

勉強のざっくりとした日数と時間配分が下の表です。それぞれの項目についてもう少し詳しく下でご紹介します。

日数消費時間目安勉強内容
1~2日目2時間テキストを流し読みする
3~9日目10時間テキスト「ホントにゼロからの簿記3級」の熟読
10日~15日目10時間「パブロフ流」の問題集の各問1周目
16日~17日目5時間「パブロフ流」の問題集の各問2周目
17日目4時間「パブロフ流」の問題集の巻末模擬試験とWEB模擬試験に挑戦!
合計31時間テキスト2冊+問題集1冊

亀の子は最初の方にのんびり構えすぎて、最後の2日間は4時間ずつ勉強する羽目に陥りました…。なので、ここからは日数ではなく、勉強時間を目安に書きたいと思います。

勉強内容の詳細

どのようなことに注意して勉強をすればいいか、各項目ごとにまとめてみました!

0~2時間

0~2時間目はテキスト2冊を読みました。「亀の子」はテキストの違いに興味があったので2冊読みましたが、合格のためには1冊読めば十分です!

勉強の狙いは、簿記3級の範囲を把握し、出てくる用語に慣れること。分からなくても流し読みし、とりあえず目を通して全体像を掴みました。

2~12時間

2~12時間目は、テキストを熟読しました。ここでは、仕訳などの仕組みを理解するのが目的なので、分からないところはしっかりと読み込みます。

練習問題にも取り組み、間違えてしまったら本文に戻って理解を深めます。勉強した翌日に練習問題を改めて解くと記憶が定着するのでおすすめです。

12時間~22時間

12時間~22時間目は、問題集に取り組みました。今回は各問のみに取り組み、模擬試験は実施しません。テキストで理解した内容を確認するのが目的なので、一問ごとに丸つけをしていきます。

間違えたところは解説を読み込みます。解説を読んでもぴんと来ない場合にはテキストに戻って一から学びなおします。意外と時間がかかるので、テキストを読むのと同じく10時間必要でした。

22時間~27時間

22時間~27時間目は、一度解いた問題集をもう一度解く作業です。理解はある程度できているはずなので、ガンガン解いていきます。

一度解いているのに不思議ですね、まだ間違えます!残りの日数も少ないので、取捨選択が必要です。記憶しきれないところはあきらめて、惜しかったところをしっかりと見直しました。

27時間~31時間

27時間~31時間目は模擬試験に挑みました。「パブロフ流」の問題集には、模擬試験3回と、WEB上で解ける模擬試験2回が掲載されています。

紙の模擬試験3回は時間を気にせずに解いていきました。見直しもしていません。目的は、各問題にどれくらいの時間がかかるか、全体でどれくらいの点数が取れるか、の2点を確認すること。この結果をもとに、実際の試験での時間配分を考え、点数が足りない場合には強化する部分を検討できます。

最後にWEB形式の試験に挑みました。本番の形式に慣れることが目的です。机の上も本番環境に近づけ、時間も60分測ります。机の上に置くものは次の通り。コップなども片づけておきましょう。

    机の上に置くもの
  • パソコンのモニター(あるいはノート型パソコン)
  • キーボード
  • マウス
  • 電卓
  • A4の紙2枚
  • ボールペン

ネット試験は紙の模試とは印象が違うので、慣れておくことが重要です。また、答案(パソコン画面)に入力したいのに電卓で数字をたたいてしまったり、キーボードとA4用紙の位置が定まらなかったり。当日どんな点に気を付けて試験に挑めばいいかイメージができました。

あとは本番に挑む!

ここまで勉強して、「亀の子」は模擬試験2回は90点台を出しました。合格点は70点。満点は必要ありません。31時間の勉強で合格ラインに到達!本試験合格はまぐれじゃないんです。

ちょっとチートだった気もする

簿記3級は50~100時間の勉強が必要と言われていますが、「亀の子」は31時間の勉強で合格できました。それには理由がある気がするんです!

バックオフィス経験者は有利

「亀の子」はこれまでの仕事の中で、会社の事務業務を一通り見たことがあります。今回の勉強の中で出てきた用語などは9割以上はどこかで聞いたことがあるものでした。

今回テキストの熟読を10時間で完了しました。知っている知識が多いので、さらさらと進めることができたのだと思います。そういう意味では、勉強する前から内容を知っていたとも言えるでしょう。仕訳は初めてするものの、……まさに、チート!

「亀の子」だけでなく、バックオフィス業務を経験された方なら誰でも、簿記3級の勉強を有利に進められるはずです!

学生さんなどはもっと勉強時間が必要そう

バックオフィス業務の経験がない方には、簿記3級の前提知識が少ないと思います。

バックオフィスでは「売掛金」「買掛金」「棚卸」「減価償却」などの言葉に触れる機会がありますが、職種によっては全く耳にされない方もいると思います。

また「当座預金」「固定資産」「源泉徴収」「法人税」など、社会人なら知っている概念も、学生さんだと「なんだそれ!」となりますよね。

前提知識が少ない場合、上でご紹介した時間配分の内「2~12時間」の「テキストを熟読する」という段階にかかる時間は、2倍、3倍、あるいはもっと必要です。

勉強計画を立てる時には、これまでの職業経験が勉強時間を大きく左右することもぜひ考慮してくださいね!

最後に

17日間のチャレンジにお付き合いいただきましてありがとうございました。今回は結果が出せて良かったです。

次のチャレンジはまた漢検1級に挑みますが、簿記2級やファイナンシャル・プランナーにも興味があります。またお金周りの世界に戻ってくるはずなので、その折にはどうぞよろしくお願いいたします!

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