漢検1級漢字「笆」と、「いばらだけ」の正体
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この記事は、漢検100日チャレンジ「100日で漢検一級何点あげられる?64点から再再再挑戦!」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、勉強内容は「亀の子」の勉強過程を共有するものであり、個人の感想も含まれていますのでご留意ください。
勉強62日目です
こんにちは、「亀の子」です。漢検1級合格を目指すチャレンジ4回目の、今日は勉強62日目です!
本日のブログは、漢検1級漢字「笆」特集です。最後に「亀の子」の本日の勉強の進捗も少しご紹介します!
本日の一字「笆」
今日注目したのは、漢検1級漢字「笆」です。
- 音読み…「ハ」
- 訓読み…「いばらだけ」「たけがき」
この漢字「いばらだけ」という訓読みの強烈なイメージで覚えているのですが、使いどころを全く把握していないんです。今日はしっかり調べてみたいと思います。
「笆」の成り立ちと意味
「笆」は会意兼形声文字で、「竹」と音符「巴(ハ)」で成り立っています。「巴」には、「平らにへばりつく」という意味があるそうです、
「竹」と合わせて「笆」は、平らにからめつけた竹がきを示します。漢字の意味も見てみましょう。
- いばらだけ。とげがあって、物にからみつくたけ
- かき。いばらだけをからませて作ったかきね。また、たけのかきね
「いばらだけ。とげがあって、物にからみつくたけ」…。「いばらだけ」ってなんでしょうね?
「いばらだけ」ってなに?
「いばらだけ」の正体がよくわからなかったので調べてみました。結論から言うと「いばらだけ」という植物は存在しないようですね。
調べた範囲では「刺竹(しちく)」という種類が一番イメージに近いかもしれません。沖縄や九州で、防風用に植えられるらしいのですが、とげとげの竹!しかも、画像を見ると絡まりあっているところもあります。
- Google画像検索
この「刺竹(しちく)」も中国からはいってきた植物とのこと。「笆」漢字原産の中国ではもっと「いばらだけ」にふさわしい竹が生息しているのかもしれません。
(ちなみに「笆」を中英辞書で調べてみたら、「とげとげのある竹」「垣根」と書いてありました…。)
もちろん、全く別の、例えばバラやカズラなどの植物をさして「いばらだけ」と言っている可能性もあります。夢が広がりますね!
「笆」のつく熟語
さて、夢を広げたところで風呂敷を畳まして、漢字「笆」の使い方を熟語で確認してみましょう。
- 笆籬(はり)…いばらだけで作った垣根。竹がき
熟語は一つしか見つかりませんでした。「いばらだけ」「たけがき」という訓読みとともに、よく覚えておきたいですね!
本日の勉強の成果
今日は「いばらだけ」を調べて疲れてしまったので特集はなしです!「亀の子」の勉強の成果を発表して終わりにします。
勉強62日目の今日は、これまでの復習と、Androidアプリ「漢検1級」での知識強化に努めました。 「漢字逞筆」周回も少しだけ。明日も頑張ろう~!
分野 | 全体数 | 昨日までの成果 | 今日の成果 | 到達率 |
---|---|---|---|---|
熟語 | 7117 | 5547 | ~5620 | 77.9% → 79.0% |
四字熟語(復習) | 1897 | 1338 | - | (70.5%) |
当て字 | 2509 | 1655 | - | 66.0% |
故事諺 | 1258 | 1258 | - | 100.0% |
漢字逞筆周回 | 13772 | 3735 | ~3754 | 27.1% → 27.3% |