漢検1級漢字「遯」と、難読漢字「沿階草」
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この記事は、漢検100日チャレンジ「100日で漢検一級何点あげられる?95点から再再挑戦!」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、勉強内容は「亀の子」の勉強過程を共有するものであり、個人の感想も含まれていますのでご留意ください。
勉強75日目です
こんにちは「亀の子」です。漢検1級合格を目指す100日チャレンジ、75日目です。通算では3回目のチャレンジ、勉強265日目になりました!
今日注目したのは漢検1級漢字「遯」と、特集は難読漢字「沿階草」です。最後に「亀の子」の本日の勉強記録も少しだけご紹介します。では、「遯」から見てみましょう!
本日の一字「遯」
本日注目したのは漢検1級漢字「遯」です。
- 音読み…「トン」「ドン」
- 訓読み…「のが・れる」「にげ・る」「かく・れる」
この漢字にブタさんは関係があるのか、ないのか…。調べてみたい!
「遯」の成り立ちと意味
「遯」は形声文字だそうです。「辶」に音符「豚」を合わせた漢字で、「豚」に意味はありません。
では、漢字の意味を見ていきましょう。
- のがれる。ある場面から退く。また、その場から逃げ出す。※同義の漢字に「遁」があります
- 周易の六十四卦の一つ
ブタさんは関係なかった…。残念です。
「遯」のつく熟語
では、「遯」のつく熟語も見ていきましょう。多くの熟語が「のがれる」という意味で「遁」と置き換えられます。その中でも、特に「遯」を使う熟語をピックアップしました。
- 嘉遯(かとん)…人としての正しい道を行うために世をのがれること。また、立派な隠遁生活。※「嘉遁」
- 遯月(とんげつ)…陰暦6月の異称(易で遯の卦に廃されることから)
- 遯竄(とんざん)…にげかくれること。逃竄(とうざん)
- 肥遯(ひとん)…心に余裕をもって、俗世間を離れて住むこと。※「肥遁」
「遯月(とんげつ)」でつかわれる「遯」は六十四卦の意味なので、「遁」に置き換えることができません。覚えておかなきゃ!
本日の特集・難読漢字「沿階草」
本日の特集は久しぶりの熟字訓!「沿階草」です。読み方分かりますか?
「階」は一文字で何と読む?
「沿階草」の読み方をお考えいただいている間に閑話です。「沿階草」に使われている「階」の訓読み、ご存じですか?先頭の読みをヒントに、3つすべてお答えください!
- 「き」から始まる訓読み…
答
きざはし - 「は」から始まる訓読み…
答
はしご - 「し」から始まる訓読み…
答
しな
ちなみに「しな」は階位などのくらいのことです。
では「きざはし」と読む漢字はいくつ思い浮かべられますか?漢検範囲では「階」を含めて3つあります。「階」以外の2つをお答えください。
- 「ダン」と音読みする…
答
段 - 「ヘイ」と音読みする…
答
陛
2つとも分かりましたか?「陛」は個人的に意外でした。では、ついでに「はしご」と読む漢字も書いてみましょう!こちらは「階」以外の一文字をお答えください。
- 「テイ」「タイ」と音読みする…
答
梯
「沿階草」とは
では、「沿階草」に戻りましょう。「蛇の鬚」とも書きます。読み方、思い出せましたか?正解は「じゃのひげ」です。
「沿階草(じゃのひげ)」は「尉(じょう)の髭(ひげ)」から来ている説があります。「尉」は能面のおじいちゃまのお顔。長いひげに特徴があります。「沿階草(じゃのひげ)」の葉っぱがこれに似ているんですね。「亀の子」としては、青い実の方が気になるのですが…。この青い実は「龍の玉」と呼ばれていて、冬の季語だそうです。
「沿階草(じゃのひげ)」についてもっと知りたい方はWikipediaなどをご参照ください。
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ちなみに「沿階草」の漢字は漢名からきているそうです。
本日の勉強の成果
勉強75日目の今日、体調不良のため勉強できませんでした。勉強したい~。