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漢検1級漢字「僭」と、故事成語「コカツを呑む」

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この記事は、漢検100日チャレンジ「100日で漢検一級何点あげられる?95点から再再挑戦!」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、勉強内容は「亀の子」の勉強過程を共有するものであり、個人の感想も含まれていますのでご留意ください。

勉強4日目です

こんにちは「亀の子」です。漢検1級合格を目指す100日チャレンジ、4日目になりました。通算では3回目のチャレンジ、勉強194日目です!

今日注目したのは漢検1級漢字「僭」と、故事成語「コカツを呑む」。最後に「亀の子」の本日の勉強記録も少しだけご紹介します。では、「僭」から見てみましょう!

本日の一字「僭」

本日注目の漢検1級漢字は「僭」です。意外と熟語が多いので、しっかりと使い方をマスターしておきたい一字!

    「僭」基本情報
  • 音読み…「セン」
  • 訓読み…「おご・る」「なぞら・える」

「僭」の成り立ちと意味

「僭」の右上についている「兂」はかんざしが髪の間に潜り込む様子を表す部品です。簪(かんざし)の原字である「朁」は、「兂」2つと「日」から成り立っていて、隙間に割り込むことを表します。

「僭」は「朁(すきまにわりこむ)」と「人」を組み合わせた漢字で、他人の領分にもぐりこんでおかすことを示しています。

「僭」の漢字としての意味は次のものがあります。漢検範囲外になりますが「シン」と読むこともあるのであわせてご紹介!

    「セン」と読む「僭」の意味
  1. 目笛の人の領分にまで潜り込んでかってにおかす。また、そのさま。「僭越」
  2. おごる。身分不相応なことをする。また、そのさま
  3. 「シン」と読む「僭」の意味
  4. そしる。悪口をいって他人の弱点や隙につけこむ。また、秘かに根回しや、えこひいきをする。

「僭」の字形の確認

「僭」のさらなる使い方を見る前に、字形についても確認しておきましょう。上でご紹介した通り、「僭」の右側は「朁」なので、標準字体は「僭」です。

僭

しかし、「兂」の部品、ちょっと書きにくいですよね…!実は異体字「僣」もあり、こちらで書いても漢検では正解になります。「兂」の部品が書きにくい場合には「僣」で書いてもいいかもしれません。

僣

「僭」を使った熟語

では、「僭」を使った熟語を見てみましょう!

    「僭」を使った熟語
  • 驕僭(きょうせん)…おごって身分に過ぎたふるまいをすること。驕奢で僭越なこと
  • 僭越(せんえつ)…身分・分限を越え、出過ぎること
  • 僭偽(せんぎ)…身分を超えて上の者の真似をする
  • 僭号(せんごう)…臣下でありながら身分を越えて帝王の称号を用いる。「僭称(せんしょう)」
  • 僭恣(せんし)…身分を超えて勝手気ままにふるまうこと。「僭越(せんえつ)」
  • 僭主(せんしゅ)…1.武力を用いて位を奪い君主になった者。 2.臣下が君主の礼法などをまねること
  • 僭称(せんしょう)…身分を越えた称号を名乗ること。また、その称号
  • 僭上(せんじょう)…身分を越えた振る舞いをすること
  • 僭上男(せんじょうおとこ)…身の程知らずに贅沢をする男
  • 僭窃(せんせつ)…1.身分を超えて位を盗むこと。2.臣下が主君に属するものを押領(おうりょう)すること
  • 僭用(せんよう)…身分や分限を越えて使用すること
  • 奢僭(しゃせん)…身分にこえて不相応のおごりをする
  • 踰僭(ゆせん)…分限を越えたふるまいをすること。「僭越(せんえつ)」
  • 「僭」を使った四字熟語
  • 僭賞濫刑(せんしょうらんけい)…程度が不適切な褒美と罰のこと
  • 僭賞濫罰(せんしょうらんばつ)…程度が不適切な褒美と罰のこと

四字熟語もあるんですね!せっかくなので全部まるっと覚えてしまいたいです!

ちなみに、こちらも漢検の範囲外のようですが、「僭ふ(ひところ・う)」という読み方もあります。「分限を超えて上の人のことをまねる。同じくらいの物を並べ比較する」という意味があるそうです。聞いたことがない動詞…。

本日の特集「コカツを呑む」

本日の特集は、故事成語「コカツを呑む」です。

「コカツを呑む」の意味と漢字

「コカツを呑む」の「コカツ」漢字で書けますか?漢字を見る前に、ヒントとしてまずは意味を見てみましょう。

    「コカツを呑む」の意味
  • 北方の恵比寿をひとのみにする。意気盛んなこと。

では、「コカツを呑む」を書いてみましょう!回答は「書」を押下してチェックしてください。

    「コカツを呑む」を書いてみよう
  • コカツ…
    胡羯

正解できましたか?「胡」は中国の北方や西方にすむ遊牧民の総称、北狄の別称です。「羯」は匈奴(きょうど)の一種族のことを言います。「胡羯」で北の方の異民族を総称しているんですね。

「コカツを呑む」の出典

「胡羯を呑む(呑胡羯)」 は、「文天祥」という人の詩に出てくる一説です。文天祥は13世紀の軍人・政治家で、20歳の時に主席で科挙に合格した英才でもあります。滅びゆく宋を最後まで支えた忠義の人で、宋滅亡後に敵方の元への就職を断って死刑に処せられました。

「文天祥」が獄中で読んだのか「胡羯を呑む(呑胡羯)」が出てくる「正気の歌(せいきのうた)」。「正気」とは「天地にみなぎっている至高・至大・至正な天地の気のことです。

「胡羯を呑む(呑胡羯)」は、状況が行き詰ったときに、この「正気」が人が乗り移って状況を打破する一例(北方民族を平定する)として用いられています。

詩は「それに引き換え、私は負けてしまったのにおめおめと生き伸びて……。でも生きてるのは正気が備わっているからに違いない!」と自画自賛で終わっています…。(※亀の子解釈です!)

「正気の歌(せいきのうた)」には「董狐之筆」「出師」「鼎鑊」「牛驥同一」「耿耿」など、1級の勉強をしているとお目にかかる言葉がたくさん出てくるので、一度チェックしてみるといいかもしれません!

本日の勉強の成果

勉強4日目の今日は、Androidアプリの「漢検1級」を使って知識の強化を図りました。進捗は下の表のとおり。

分野 全体数 昨日までの成果 今日の成果到達率
熟語 7117 0657 ~0669 9.2% → 9.4%
四字熟語(※復習) 1897 0669 - (35.3%)
当て字・熟字訓 2509 0746 ~0756 29.7% → 30.1%
故事諺 1258 0578 ~0593 45.9% → 47.1%

他の分野と比較して熟語の進捗が遅いので、勉強方法を少し工夫する必要があるかもしれません…。おいおいやり方を考えたいと思います。

今日はこれまでの復習などもやりました。明日も頑張るぞ!

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