漢検1級漢字「飫」と、難読漢字「刺楸」の読み方
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この記事は、漢検90日チャレンジ「再挑戦: 90日で漢検一級何点あげられる?87点から大躍進なるか!?」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、間違いがありましたらご連絡いただけると嬉しいです。※当て字・熟字訓はすべて「当て字」と表記します。
勉強62日目です
こんにちは「亀の子」です。漢検1級合格を目指すチャレンジ2回目、90日中62日目になりました!
さて、本日注目の漢字は、漢検1級漢字「飫」と難読漢字「刺楸」です。最後に「亀の子」のよろよろとした勉強記録も少しご紹介します。では「飫」からいってみましょう!
本日の一字「飫」
本日注目の漢検1級漢字は「飫」です。音読みは「ヨ」と「オ」、訓読みは「あ・きる」と「さかも・り」。漢検1級ではなかなかメジャーどころなのですが、なぜか「よう」と読みたくなる…。「亀の子」を惑わせる漢字はぎったぎったに調べて友達になりたいと思います!
「飫」のなりたちと意味
「飫」の右側「夭」には「柔らかい」「ぐったり」という意味があります。単独の「夭」も漢検1級漢字で、「わかい」「若死にする」という意味があります。「食」と「夭」を組み合わせた「飫」は、食べ飽きてぐったりとした様子を示す漢字です。
「飫」の漢字の意味も「飽きる。腹いっぱい食べたいだけ食べる。食べ飽きてぐったりとする」です。贅沢な漢字ですね。転じて「宴会。有り余るほどのごちそう」という意味もあります。
ここで訓読みのおさらいをしておきましょう。「飫」の訓読みは2つ、「あ・きる」と「さかも・り」でした。「さかも・り」は宴会の意味から来ているんですね!
「飫」のつく熟語
では「飫」のつく熟語を見てみましょう。音読みは「ヨ」と「オ」でした。間違って「ヨウ」と読まないように、きっちり調べて覚えたい!
- 厭飫(えんよ)…1.食べ飽きる。また、飽き足りる。満足する。=厭飽(えんぽう)。2.いやがって逃げる。あいそをつかす
- 厭聞飫聴(えんぶんよちょう / えんぶんよてい)…何度も聞きすぎて飽きること
- 飽飫(ほうよ)…飽きる
- 飫宴(よえん)…酒盛り。宴会
- 飫賜(よし)…あきるほど酒や食物をもらう
- 飫聞(よぶん)…あきるほど聞く。聞き飽きる
意味が2つ(飽きる・宴会)ある「飫」ですが、バリエーションが少ないので意外と簡単に覚えられそうですね。
音読みも「ヨ」と「オ」の2つがありましたが、熟語で使われるのは「ヨ」のみでした。「オ」と読む場合を調べたところ、「飫肥(おび)」という地名がありました。宮崎県日南市にあり、昔は飫肥藩5万石の城下町だったそうです。
本日の当て字「刺楸」
では、本日注目の難読漢字「刺楸」にいきましょう!「刺楸」、なんと読むかご存じですか?
「刺」がつくいろいろ
「刺楸」の読み方をお考えいただいている間に閑話です。「刺」がつく難読漢字はいろいろあります。
こんな当て字はご存じですか?「読」を押して読み方をチェックしてみてくださいね!
- 刺蛾…
読
いらが - 刺草…
読
いらくさ - 刺虫…
読
いらむし - 刺青…
読
いれずみ - 刺椿象 / 刺亀虫…
読
さしがめ
「刺楸」の読み方
では「刺楸」にもどりましょう。
読み方のヒントです。「刺楸」は「針桐」とも書きます。
そうです。「刺楸」の読み方は「はりぎり」です!若い木の枝や樹幹にはトゲがあるので「はりぎり」と呼ばれるようになったそうです。カエデに似たとても大きな葉っぱをつけるので「テングウチワ」と呼ばれることもあるとか。
ちなみに、「刺楸」の漢字は漢名から来ているそうです。
本日の勉強の成果
まだ体調がイマイチですね…。机の前には1時間ほど座っていたのですが、20分も勉強できたか怪しい…。早めに問題集3冊分の復習を終わらせたいのですが、なかなか終わりません!
ちなみに下の表が勉強計画です。なんとか問題集3冊は終わり、現在はその復習をしています。51日目から「漢検1級模擬試験倉庫」模試に挑むはずでしたが、手を付けていません。焦っても仕方がないのでのんびりやります…!
日数 | 内容 | 一日あたりの目標単位 |
---|---|---|
1~15日目 | 「頻出度順問題集」 | 10ページ |
16~30日目 | 「精選演習」 | 10ページ |
31~50日目 | 「本試験型 漢字検定試験問題集」 | 1模試 |
51~90日目 | 「漢検1級模擬試験倉庫」模試 | 1模試 |
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