漢検1級漢字「緡」と、難読漢字「大角草」の読み方
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この記事は、漢検90日チャレンジ「再挑戦: 90日で漢検一級何点あげられる?87点から大躍進なるか!?」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、間違いがありましたらご連絡いただけると嬉しいです。※当て字・熟字訓はすべて「当て字」と表記します。
勉強30日目です
こんにちは、今日も元気に亀の歩みで勉強中「亀の子」です。漢検1級合格を目指す90日チャレンジ30日目です!1/3頑張りました!
さて、本日注目したのは漢検1級漢字「緡」と、難読漢字「大角草」です。最後に「亀の子」の勉強の進捗も少しご紹介。では、漢検1級漢字「緡」からみてみましょう!
本日の一字「緡」
本日注目したのは漢検1級漢字の「緡」です。音読みは「ビン」と「ミン」、訓読みは「いと」と「さし」。
この漢字、「青緡(あおざし)」でしか見たことがない気がしまして…。いったいいつ使うんだ?というわけで、がっつり調べてみました。
「緡」の成り立ちと意味
「緡」の右側「昬」、漢検範囲ではありませんが、小説にたまに出てくる「昬(くら)い」という漢字ですね。「昬」には「良く見えない」という意味があります。「糸」と「昬」を合わせて「緡」は、細くて見えにくいひもを表しています。
また、「緡」は、銭の穴に通して、いくつもの銭を束ねる細いひものことも言います。また、ひもを通した銭の束を数える単位にもなっています。単位の「緡(さし)」は時代によって価値が変わっていますが、江戸時代の一時期には3千円くらいだったようです(亀の子調べ・一説としてお楽しみください)。
「緡」のつく熟語
では、「緡」のつく熟語を見てみましょう!「青緡(あおざし)」意外も覚えるぞ!
- 青緡(あおざし)…銭の穴に紺染めの細い麻縄を差し通して銭を結び連ねたもの。銭差と同じ
- 空緡(からざし)…とまりの結び目のない銭差し。転じて、つつぬけ、まぬけ
- 貫緡(かんざし)…銭1貫文をつらぬく緡(さし)。また緡に貫いた1貫文の銭
- 緡売(さしうり)…江戸時代に銭緡(ぜにさし)を売り歩いた人。転じて、押し売り
- 緡縄(さしなわ)…銭緡の縄。狂言のひとつ
- 銭緡(ぜにさし)…銭の穴に紺染めの細い麻縄を差し通して銭を結び連ねたもの。青緡と同じ
- 連緡銭(つるべぜに)…わらの緡(さし)に通した一連の銭。つるべせん
- 百緡(ひゃくざし)…銭百文をとおす銭(さし)、またそれにつないだ銭
- 緡銭(ビンセン)…緡(さし)に貫いた銭。穴のある銭
- 緡緡(ビンビン)…無知なさま
- 釣緡(チョウビン)…魚を釣るときに用いる糸。釣り糸
訓読みする熟語がいろいろありました。漢検の文章題で出る気がする!暗記する必要性は感じませんが、知識として頭に入れておくといいことがありそうです。
本日の当て字「大角草」
本日注目した難読漢字は「大角草」です。読み方ご存じですか?
「角」がつくおいしいもの
「大角草」をお考えいただいている間に、閑話です。「角」がつくおいしいものは「大角草」意外にもあります。次のおいしいもの、ご存じですか?答は「読」をクリックしてチェックしてみてくださいね!
- 大角豆…
読
ささげ - 鹿角菜…
読
ふのり / ひじき
「大角草」
では、「大角草」に戻りましょう。
ヒント。別名「ソラマメ」!
「大角草」は「いささぐさ」 と読みます。ちなみに、「ソラマメ」は「蚕豆」とも書きます。こちらも難読!おぼえておきたいです!
本日の勉強の成果
今日は前回本試験の復習をしました。受けっぱなしで見直ししていなかったんです…。見直し前に、腕試しに解いてみたら130点取れました。ちなみに2回も丸つけしたので、下駄を履いてます。本試験のときに回答できた「佛然」と「撫す」を間違えるという高等な芸も発揮しましたが…。前回勉強したところ、頑張って思い出さなきゃ!
下の表が学習計画です。「頻出度順問題集」と「精選演習」は無事に完了したので、明日から「本試験型 漢字検定試験問題集」に挑んでいきたいと思います。同時並行でこれまでの復習や、四字熟語などの学習もちょこちょこやりたい!
日数 | 内容 | 一日あたりの目標単位 |
---|---|---|
1~15日目 | 「頻出度順問題集」 | 10ページ |
16~30日目 | 「精選演習」 | 10ページ |
31~50日目 | 「本試験型 漢字検定試験問題集」 | 1模試 |
51~90日目 | 「漢検1級模擬試験倉庫」模試 | 1模試 |
よーし、明日からも頑張るぞ~!
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