漢検1級漢字「礙」と、難読漢字「上枝」の読み方

Posted: 2021.04.09 || Last Update: 2021.06.28

この記事は、漢検90日チャレンジ「再挑戦: 90日で漢検一級何点あげられる？87点から大躍進なるか！？」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、間違いがありましたらご連絡いただけると嬉しいです。※当て字・熟字訓はすべて「当て字」と表記します。

勉強19日目です

こんにちは「亀の子」です。今日も亀の歩みで勉強中！漢検1級合格を目指す90日間の再チャレンジ、19日目になりました。

今日「亀の子」が注目した漢検1級漢字は「礙」。そして、難読漢字「上枝」も紹介します。最後に少しだけ、亀すぎる「亀の子」の勉強記録もあります。では、「礙」から行きましょう！

本日の一字「礙」

今日注目したのは漢検1級漢字「礙」です。音読みは「ガイ」と「ゲ」、訓読みは「さまた・げる」。「障碍」を「障礙」と書いても正解！くらいの認識の漢字でしたが、ちゃんと調べたことがないので今日きっちり覚えたいと思います！

「礙」の成り立ちと意味

「礙」の右側「疑」は、ためらって足を止めることを表しています。「石」と「疑」を組み合わせた「礙」は、石が邪魔をして足を止めることを表す漢字です。

漢字の意味としては、妨げたり邪魔をして止めること、また、妨げや邪魔になるものを表しています。

ちなみに辞書によっては「碍」の異体字として扱っているものもありますが、漢検的には「碍」と「礙」は別の漢字だそうです。

「礙」がつく熟語

では、「礙」がつく熟語を見てみましょう！たくさんあるので、解説は簡単に。気になったものは調べてみてくださいね！

礙眼（がいがん）…目障りになる、またそのようなもの
礙竄性（がいざんせい）…=碍竄性。二つの物体が、同時に同一の場所を占めることはできないという性質
礙性（がいせい）…=碍性。礙竄性に同じ
礙滯（がいたい）…とどこおらせること、つかえること、もの
滯礙（たいがい）…礙滯（がいたい）に同じ
関礙（かんがい）…さまたげる。さまたげ。
五礙（ごげ）=五障
障礙（しょうがい）…=障害・障碍。物事の妨げになること、もの
障礙（しょうげ）…=障碍。さまたげ、さわり
阻礙（そがい）…=阻害
窒礙（ちつがい）…ふさぎさまたげる。また、そのもの
妨礙（ぼうがい）…=妨害・妨碍。妨げること、邪魔すること。妨礙/妨碍は「ぼうげ」とも
無礙（むげ）…=無碍。妨げとなるものがないこと
無礙光（むげこう）…無碍光。仏教用語、阿弥陀の光明
異類無礙（いるいむげ）…異なっているもの同士が、何ものにも邪魔されることなく互いに通じ合うこと
四無礙智（しむげち）…仏教用語
縦横無礙（じゅうおうむげ）…思ったまま好きなように物事を行う様子
弁才無礙（べんざいむげ）…喋ることが非常にうまく、流れるように話すことが出来ること
無辺無礙（むへんむげ）…どこまでも広く、縛られるものが何もないこと
融通無礙（ゆうずうむげ）…何かにこだわることがなく、思考や行動が自由であること

本日の当て字「上枝」

今日覚えたい難読漢字は「上枝」！読み方ご存じですか？

「上枝」の読み方

「上枝」の読み方は「ほつえ」でした！「秀つ枝」とも書きます。「上の方の枝」という意味だそうです。「ほつえ」の「つ」は、「の」という意味なんだとか。へぇ。

反対の言葉が「下枝」。こちらは「しずえ」と読みます。一緒に覚えちゃおう！

今日は画像がありません！かわりに古今和歌集から一句「わが園の梅の上枝に鶯のねになきぬべき恋もするかな」。「うちの庭の梅の木のてっぺんでウグイスが鳴いてるんだけどさ、私だって声をあげて泣くような恋をしちゃってるんだからね！」という意味です。

ウグイスに対抗するうら若き乙女、かわいいな！

いえ、詠み人知らずなので、ナイスミドルなおじ様の可能性もありますが…。うん、やっぱりうら若き乙女で想像したい！

本日の勉強の成果

まずは学習計画。次の表に沿って進めています。今日までに「精選演習」を40ページ分進めている予定です。

日数	内容	一日あたりの目標単位
1～15日目	「頻出度順問題集」	10ページ
16～30日目	「精選演習」	10ページ
31～50日目	「本試験型漢字検定試験問題集」	1模試
51～90日目	「漢検1級模擬試験倉庫」模試	1模試

そして、なんと、今日の「亀の子」は16ページも「精選演習」を進めました！素晴らしい驀進ぶりです！ここまでに「精選演習」を74ページ分終わらせています。これから対義語・類義語など、時間がかかる分野が出てきますが、予定より早く終わるかもしれません！明日も頑張るぞ！

▼△▼「亀の子」も使っている参考書類は下記リンクから購入できます！

リンク